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お酒をこよなく愛する現役のプロ・バーテンダーです。 素晴らしいお酒は沢山あれど、スコッチ・シングル・モルトの世界観は、歴史、製法、味わいに至るまで幅が広く、他の追随を許さぬ面白さがあると確信してます。 ティスティング・ノートは、あくまで私の主観で書いてますので、丸っきり信じるのはタブーです。「こういう風に感じる人も居るんだ」とか、「私は違う!」など議論したり、少しでも興味持って頂くことを目的にしています。
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2007年07月16日

【L】 LADYBURN / レディバーン



リクエストNo.9

ローランド地区L

【L】 LADYBURN / レディバーン

●ウェブ・サイト・・・・なし Grants http://www.grantswhisky.com/
●所在地・・・・・・・・Girvan, Ayrshire
●創立・・・・・・・・・1966年
●閉鎖・・・・・・・・・1975年
●所有者・・・・・・・・William Grant & Sons Ltd.
●発酵槽・・・・・・・・?×?基
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・・ペンワップル貯水池
●ブレンド銘柄

グランツ

*やはり80年代までがブレンドされている時期だと思うが、不況ばかりではなく生産過剰という原因があるので、案外長きに渡ってブレンドされているかも知れない。特にUSA向けには過去シングル・モルトが存在するだけに、思い入れがあれば探す価値はあるでしょう。

【ティスティング No.53】

レディバーン 27年熟成 1973-2000 50.4% 蒸留所詰め
Vintage Single Cask, Cask Number 1591, Bottle Number 059 of 3000

*3千本全て同じ樽ってことはあり得ないので、カスク・ナンバーが違うものがあるのだろう(未確認)。

【色】
ゴールド。(チャート0.4~0.5)

【香り】
バニラ、蜂蜜、マスカット、奥に藁。香り高いが、少しアルコールの刺激。

【味、フィニッシュ】
藁や干草、バニラ、タンニン、淡くカラメル。ボディは蜂蜜っぽさもあるが、香りに見えるフルーティさは影を潜める。アフターはそこそこの長さだが「フッ」と消えてしまう儚さがある。

【総評】
バランスは悪く無いが、かいつまんで個性的と言う訳では無い。しいて言うなら、グラッパにも似た一部の香りだろうか?

麦畑が連想出来そうな牧歌的な味わいで、甘みと渋さのバランスは悪くないが、若干渋さで覆い隠す味わいがあるのは残念。唯一無二の味という訳では無いので、一度飲めばリピートはしないでしょう。

最近は、ボトラーから割と購入しやすい価格でリリースされているので、ローランドのロスト・ディスティラーの中では一番身近な存在かも知れない。ほんの10年前ならキンクレイス以上の幻モルトだったんだが、良い時代になったものだ!!

とはゆえ、かなり少ない現存数だと思われるので、一度飲みたいと思ってる人は、間違い無く今!飲んだ方が良いと私は思う。

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Posted by ウイスキー at 21:56Comments(2)TrackBack(0)ローランド

2007年07月15日

【K】 KILLYLOCH / キリーロッホ



リクエストNo.8

ローランド地区K

【K】 KILLYLOCH / キリーロッホ

●ウェブ・サイト・・・・なし Inver House http://www.inverhouse.com/
●所在地・・・・・・・・Moffat, Airdrie, Lanarkshire
●創立・・・・・・・・・1965年
●閉鎖・・・・・・・・・1970年代(詳しい資料は無い)
●所有者・・・・・・・・Inver House Distillers Ltd.
●発酵槽・・・・・・・・ステンレス×?基
●蒸留器・・・・・・・・初留×3基 再留×3基
●仕込み水・・・・・・・リリー湖
●ブレンド銘柄

インバー・ハウス

*このキリーロッホもグレンフラグラーと同じく、いいとこ80年代位までがブレンドされていた時期かと思うが、フラグラー閉鎖の更に5年以上前に生産がストップしているので、特定するのが更に難しいと思われる。

しかし、シングル・モルトとしては、シグナトリーのものが230本、今回のオフィシャルが371本と、世に出ている数自体非常に少ない為、100%ブレンドされていることは間違い無い。

【追記】
Moffat Distillery / モファット・ディスティラリー

シングル・モルト
GLENFLAGLER / グレンフラグラー (少しピーティ)
KILLYLOCH / キリーロッホ (ノン・ピート)
ISLEBRAE / アイルブレイ (アイラを思わせるようなピーティさらしい)

グレーン
GARNHEATH / ガーンヒース

*一番ピーティであったと言われるアイルブレイのリリースだけはいまだかつて無い。

【ティスティング No.52】

キリーロッホ 1967-2003 40% 蒸留所詰め(Inver House Distillers)
Unchill Filtered, Natural Cask Strengs, Bottle Number 058 of 371

*ラベルに記載は無いが、最後に残っていた6つの樽のヴァッティングらしい。

【色】
ゴールド。(チャート0.5~0.6)

【香り】
セメダイン、レモンの皮、バニラ、少しラベンダー。おおまかに言えばスイートでフローラルと言った印象。残り香はカラメル。

【味、フィニッシュ】
ラベンダーが膨らむが直ぐにジンジャーの辛味。バニラの甘み。レモンのシャーベットを食べたような後感から柔らかめのタンニンへ。苦味はほとんど無い。熟成年数を考えたらアフター・フレーバーは非常に短い。

【総評】
おおむねライト&スイートなウイスキーだが、レモンの特徴は非常に楽しい。価格さえ考えなければ結構面白い味わいなので飲んでみることをお勧めすると思う。

が、しかし、カスク・ストレングスで40%というウイスキーとしてギリギリの度数ながら、長年月の擬縮したような味わいでは無く、いいとこ24、5年程度の希釈したウイスキーのような味わいで、ガッカリはしないものの、「こんなものか・・」と、いった印象が大半だろうと思う。余程のマニアならともかく、昨日今日ウイスキーにハマった方はハッキリ言って飲まない方が良い。お金では買えるが、ちゃんとステップ・アップした上で、思いを乗せてから飲むべきウイスキーだ!

ま、そんなウイスキーなのだが、近年リリースされている中では、貴重さだけはナンバー・ワン!!上に書いているように世にリリースされている総数はたったの601本!!世界に601本きりしか無いのですよ!!

モルト道を極めようと、十と余年。私にとってこのボトルは、正直良し悪しは余り関係無いのです。色々と勉強し聞きかじった幻のようなウイスキー。本当にただ飲めるというだけで幸せを感じてしまうそんな1本です。

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Posted by ウイスキー at 03:24Comments(4)TrackBack(0)ローランド

2007年07月14日

【K】 KINCLAITH / キンクレイス



リクエストNo.8

ローランド地区K

【K】 KINCLAITH / キンクレイス

●ウェブ・サイト・・・・なし
●所在地・・・・・・・・Moffat Street, Glasgow
●創立・・・・・・・・・1958年(1957年との資料あり)
●閉鎖・・・・・・・・・1975年
●所有者・・・・・・・・Allied Distillers Ltd.(Pernod Ricard S.A.)
●発酵槽・・・・・・・・スチール×6基
●蒸留器・・・・・・・・初留×1基 再留×1基
●仕込み水・・・・・・・カトリン湖(上水道)
●ブレンド銘柄

ロング・ジョン

*「Long John International / ロング・ジョン・インターナショナル社」にて1958年創業、「Whitbread / ウィットブレッド社」が買収後、施設拡張に伴い1975年にモルト・ウイスキー部門は閉鎖した。現在はアライド社系列となり、グレーン・ウイスキー(Strathclyde)の製造のみを行っている。当然現在のロング・ジョンにはブレンドされている訳無いので、80年代のものが恐らく最後にブレンドされた物ではないかと思われる。

先日(7月11日)某インポーターより、ダンカンテイラー社のレアレスト・オブ・ザ・レア・シリーズにて、キンクレイス、レディーバーン、グレンモール、グレンアルビン、グレンクレイグ、カースブリッジのブレンデッドが8月に入荷するとオファーがあった。「ワオ!!なんて恐ろしいブレンデッド!!(笑)」100%ロスト・ディスティラーで構成されたブレンデッドは恐らく初めてのリリースだろう!!

ちなみに、128ヶ所の原酒をブレンドしたJ&Bアルティマには、昨日のグレンフラグラーのクレジットはあるが、キンクレイスのクレジットは無い。でも、なぜかストラスクライドは入ってたりする。

【ティスティング No.51】

キンクレイス 35年熟成 1969-2004 52.8% ダンカン・テイラー詰め
Rarest of the Rare, Distelled 05/1969, Bottled 11/2004 Cask number 301455 bottle number 059 of 207

【色】
ゴールドから琥珀。(チャート0.6~0.7)

【香り】
カラメル、セメダイン、メロン、ジンジャー、少しシナモン、奥にローストしたナッツ。シェリーの香りとは分かるが、強い主張は無いので、複雑な香りが楽しめる。空のグラスにはサイダーのような香りも感じた。

【味、フィニッシュ】
中程度のボディでスパイシーな口当たり。ほとんどバニラの甘さとタンニンのバランスで構成されているが、苦味がやや強い。その為か、香りに感じる複雑さが味わいには余り出ていないように思える。注意深く試せばジンジャーやシナモン、ある種のフルーティさは理解出来る。

【総評】
長熟な為か味わいは割と単調。しかし、香りの良さは特筆物で、残り香さえも変化するのには驚く。

キンクレイスはある種独特な個性があるので人気が高いと思われるのだが、閉鎖して30年以上経った今も、どこからともなくリリースがあるので気になってしょうがない!(笑)

15、6年位前は、G&Mかケイデンヘッドからしかリリースが無く、今みたいに超高額ではなかった(3万位でありました)。私もそのころはまだぺーぺーのバーテンダーで、シングル・モルトをやっと勉強し始めた頃。当然薄給ですし、買おうなんて思う訳も無く「へ~・・!ローランドの・・、ふむふむ・・閉鎖ね。」ってな感じで、名前だけしか知りませんでした。

実際に飲むまでは相当な年月が経つのですが、今まで飲んだのはG&Mの67、ケイデンのダンピー(年数忘れた)、シグナトリーの75、そして今回の69のみです。最初に飲んだのがG&Mの67だったので、書籍に書いてある、いわゆるメロン、ジンジャーを強く感じたのはハッキリ覚えています。

しかし、これだけ高額なものですが、内容とは正直不釣合いな1本と言わざるを得ない。半分以下の価格でこれより美味しいものは沢山あります!ただ、上に書いたように閉鎖して30年以上経っっているので、その貴重さは世界遺産級(言い過ぎ?)。ちゃ~んと勉強すれば、等価であることが理解出来るはずです。

蒸留所の歴史や、人の思いを飲んでると思えば、案外「お!安いんじゃない!?」と、思える日もそう遠くは無いかもしれませんよ。

さ~!勇気を出してオーダーして見ませんか~!!(笑)

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Posted by ウイスキー at 04:50Comments(3)TrackBack(0)ローランド

2007年07月13日

【G】 GLENFLAGLER / グレンフラグラー



リクエストNo.7

私のテイスティングも丁度50本目を迎えましたので、以前よりリクエストのローランド・ロスト・ディスティラー4日連続で掲載します!!

ローランド地区G

【G】 GLENFLAGLER / グレンフラグラー

●ウェブ・サイト・・・・なし Inver House http://www.inverhouse.com/
●所在地・・・・・・・・Moffat, Airdrie, Lanarkshire
●創立・・・・・・・・・1965年
●閉鎖・・・・・・・・・1985年
●所有者・・・・・・・・Inver House Distillers Ltd.
●発酵槽・・・・・・・・ステンレス×?基
●蒸留器・・・・・・・・初留×3基 再留×3基
●仕込み水・・・・・・・リリー湖
●ブレンド銘柄

インバー・ハウス

*現在は流石にブレンドされて無いだろうが、90年代初頭までなら可能性はあるかも?7、80年代の、グリーン、及びレッド・プレイド・インバー・ハウスを探している人は意外に多いかのも知れない。

【ティスティング No.50】

グレンフラグラー 23年熟成 1972-1996 51.3% シグナトリー詰め
Distelled 10/11/1972, bottled 26/06/1996, Cask number 228442, bottle number 120 of 255

【色】
ゴールドから琥珀。(チャート0.6~0.7)

【香り】
バニラ、注射液、カラメル、奥に花とオレンジ。余り主張する香りでは無い。

【味、フィニッシュ】
線は細くドライなイメージ。ピリッとした辛味があり、続いてバニラ、バイオレット、ジンジャー、ナツメグ。アフター・フレーバーはスパイスとタンニン。熟成年数から言うと短いフィニッシュかな?

【総評】
貴重であることは確かだが、正直ウイスキーとしての完成度は低いと思う。多分、余程のマニアでも1度飲んだらリピートはしない。完全にコレクター専用ボトルといった所じゃないでしょうか?

個性はそこそこあるが、特別に主張する訳では無いので、飲んだとしても、きっと翌日には「え~と、どんなんだったっけ?」と、ほとんどの皆さんはそう思うことでしょう。もし飲まれることがあるなら、その場でメモした方が良いです。

これを買った当時、キリーロッホも同時にリリースされていたのですが、なぜかグレンフラグラーだけ手に入れて、現在40万もの価格を付けているキリーロッホは買っていませんでした。後々気が付いて、マ、ジ、で、ガッ・・カリした思い出がある1本です(笑)。

味わいについては上記のようにどうこう言う物でも無いのですが、その貴重さだけで高額になっているボトルですので、購入される際は「ハズレでOK!」位の覚悟は必要でしょう(笑)。

ま、モルト・ジャンキーな皆さんだったら、1回は飲んでおきたい銘柄だとは思います。

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Posted by ウイスキー at 02:04Comments(2)TrackBack(0)ローランド

2007年06月22日

【B】 BLADNOCH / ブラッドノック



リクエストNo.6

ローランド地区B

【B】 BLADNOCH / ブラッドノック

●ウェブ・サイト・・・・http://www.Bladnoch.co.uk/
●所在地・・・・・・・・Bladnoch, Wigtownshire
●創立・・・・・・・・・1817年
●所有者・・・・・・・・Raymond Armstrong (94年にUDV社より買収)
●発酵槽・・・・・・・・オレゴン松×6基
●蒸留器・・・・・・・・初留×1基 再留×1基 (2×2との資料もある)
●仕込み水・・・・・・・ブラッドノック川
●ブレンド銘柄

ベル
リアル・マッケンジー
インバー・ハウス
シンジケート 58/6 など

*特に関わりの深いブレンデッドは無いが、一時期だけインバー・ハウス・ディスティラーズ社に所有されてたことがある。しかし、味わいを決定する原酒では無く、メイン・モルトとしての紹介はされていない。

【ティスティング No.33】

ブラッドノック 10年熟成 花と動物(Flora & Fauna)43% 旧オーナー詰め

【色】
琥珀色の手前位(チャート0.6~0.7)

【香り】
バニラ、木材、煮たレモンの皮。薄く溶剤。奥に焦がしたグラニュー糖。

【味、フィニッシュ】
干し草、シリアル。バニラと少~しシェリーのニュアンス。柑橘類のアロマ・オイル。10年熟成の割には、しっかりとしたタンニンもあり、長くは無いが、フィニッシュにかけて色んな顔が見える。

【総評】
多くの人はローランドと言うとローズバンクを挙げると思うが、実の所、私はブラッドノックが1番好きだ。93年に閉鎖が決定、また、取り壊されるって聞いた時は「えっ!マジで!?」と、驚いたものだが、神は見捨てなかった!現在は不定期ながら操業し、また、日本国内でもオフィシャル・ボトルが数種類リリースされている。

今回のボトルは旧オーナーのUDV社からのリリースだが、探せば現在も購入可能。と、いうか、何でまだ存在しているのかが分からない。余程在庫してたか、売れなかったのかも知れない(笑)。

味わいはブラッドノックらしく柑橘が程々効いてて、他には無い特徴を備えた1本。ボトラー物でもっと薄い色合いのものを探せば、この特徴は間違い無く増幅する。そして、人によってはハズレとも当たりとも言えますが、乳酸が感じるものに当たった時、この柑橘と乳酸が重なり合い最強の個性と変化するのだ!!

実際に飲むと「美味い」とか「不味い」とかの問題では無く「これはウイスキーか?」って言うほどレモン&オレンジで、私も最初飲んだ時は「なんじゃこりゃ~!!」と、顔をしかめる程強力でした。

ま、そういうものに出会うからシングル・モルトは面白いし、止められない原因とも言えますがね・・(笑)。

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Posted by ウイスキー at 22:31Comments(3)TrackBack(0)ローランド

2007年06月08日

【A】 AUCHENTOSHAN / オーヘントッシャン



リクエストNo.4

ローランド地区A

【A】 AUCHENTOSHAN / オーヘントッシャン

●ウェブ・サイト・・・・http://www.morrisonbowmore.co.uk/ http://www.suntory.co.jp/
●所在地・・・・・・・・Dalmuir, Dunbartonshire
●創立・・・・・・・・・1800年ごろ
●所有者・・・・・・・・Morrison Bowmore Distillers (Suntory)
●発酵槽・・・・・・・・オレゴン松×4基
●蒸留器・・・・・・・・初留×1基 後留×1基 再留×1基
●仕込み水・・・・・・・カトリン湖
●ブレンド銘柄

ロブ・ロイ
アイラ・レジェンド
バランタイン
ロイヤル・カリス など

*ロブ・ロイとアイラ・レジェンドは、モリソン・ボウモアからのリリース。同社からのブレンデッド・ウイスキーは他に、「Clanroy、Kings Pride、Swords」などがあるが、ブレンドされているかは不明。

【ティスティング No.23】

オーヘントッシャン ブルー・セラミック 22年熟成 43% 蒸留所詰め

【色】
深いゴールド~銅色。(チャート0.8~1.0)

【香り】
蜂蜜とレザー、バニラとレーズン。焦がした砂糖。ヒュミドールを開けた時の香り?

【味、フィニッシュ】
木樽の雰囲気。東洋系スパイス。クリーミー、それでいてモリソン・ボウモア系フローラル(笑)。柑橘類の皮も感じる。舌への絡みも良くアフターも長い。

【総評】
マイケル・ジャクソン曰く「もし石鹸が食べられるとしたら・・。」と、言わしめた1本(笑)。しかし、スコアは86点と高得点で、数あるシングル・モルト・ウイスキーの中でも評価が高い部類だ。

この年代に詰められたモリソン・ボウモア系全体に言えると思うが、フローラルな例の香りが支配的で、例外はあるものの、正直私は余り好きでは無い。またそういった理由で、個人的にはほとんど購入する意思が無かったので、飲む機会が少なかった銘柄かも知れない。

今回のボトルもそうだが、ラベンダーのような香りや味わいを持っていて非常に個性的。ある程度の経験があればモリソン・ボウモア系だと直ぐに察しが付く。現在に至っては貴重だと言えなくも無く、味わいのラインナップの一端としての役割は果たしているかと思われる。

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Posted by ウイスキー at 08:39Comments(6)TrackBack(0)ローランド

2007年05月16日

【R】 ROSEBANK / ローズバンク



最初のリクエストはローランド地区で一番人気のローズバンクです。

【R】 ROSEBANK / ローズバンク

●ウェブ・サイト・・・・http://www.singlemalt.jp/(レア・モルト・シリーズを参照)
●所在地・・・・・・・・Camelon,Falkirk,Stirlingshire
●創立・・・・・・・・・1840年
●閉鎖・・・・・・・・・1993年
●所有者・・・・・・・・Diageo Moet Hennessy (旧UDV社)
●発酵槽・・・・・・・・不明
●蒸留器・・・・・・・・初留×1基 後留×1基 再留×1基
●仕込み水・・・・・・・キャロン谷の貯水池
●ブレンド銘柄
キングジョージ4世
ジョニー・ウォーカー・スイング
チーフテンズ・チョイス30年 など

*現在ブレンドされているか否かは不明。また、スイング意外は現在見つけ辛い。

【ティスティング No.4】

ローズバンク 12年熟成 ホワイト・ラベル 43% 蒸留所詰め
For Italy, 80's Rotation

【色】
琥珀色。この辺りの色は判断し辛く、見方により幅がある。(チャート0.8~1.1)

【香り】
美味しいセメダイン(笑)。少し南国フルーツ。ナッツ&柔らかいバニラ。オールド・ボトルのそれと分かる干し椎茸や漬物の様な香りは少なく、コンディションが良い。

【味、フィニッシュ】
12年熟成にしては濃厚なバニラの歓迎から柔らかいタンニンの苦味へ到着する感じ。アルコールのキック感もあり、80年代のウイスキーへ求めるものは備わっている。程々な長さで切れ上がり素直。現行の商品から比べれば長いと言っても良いかも?

【総評】
80年代、イタリア向けにボトリングされたウイスキーは、素直な味わいの物が多いように思う。日本向け(というかアジア向け)の物とは味わいに違いがあることが多いようだ。今回のローズバンクは実に味わいが素直で、思った通りの満足感がある。しかし、オールド・ボトルというジャンルは、その希少性や蒸留所のバックボーンなどを理解していないと、味と価格に酷いギャップを感じる筈だ!一部マニアな方には堪らないと思うが、少しウイスキーをかじった程度では、ただ高いだけの商品で、何をありがたがっているかはまず解らないと思う。

ま、このボトルを見てドキドキワクワクするのであれば、モルト・オタク合格ですな!(笑)

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Posted by ウイスキー at 23:50Comments(6)TrackBack(0)ローランド