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お酒をこよなく愛する現役のプロ・バーテンダーです。 素晴らしいお酒は沢山あれど、スコッチ・シングル・モルトの世界観は、歴史、製法、味わいに至るまで幅が広く、他の追随を許さぬ面白さがあると確信してます。 ティスティング・ノートは、あくまで私の主観で書いてますので、丸っきり信じるのはタブーです。「こういう風に感じる人も居るんだ」とか、「私は違う!」など議論したり、少しでも興味持って頂くことを目的にしています。
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2010年01月30日

【I】 ISLE OF ARRAN / アイル・オブ・アラン



アラン島I

【I】 ISLE OF ARRAN / アイル・オブ・アラン

●ウェブ・サイト・・・・http://www.arranwhisky.com/
●所在地・・・・・・・・Lochranza, Isle of Arran, Argyll
●創立・・・・・・・・・1991年(1995年)
●所有者・・・・・・・・Isle of Arran Distillers Ltd
●発酵槽・・・・・・・・オレゴン松×4基
●蒸留器・・・・・・・・初留×1基 再留×1基
●仕込み水・・・・・・・イーサン・ビオラック川(Loch na Davieという記述もあり)
●ブレンド銘柄

ロバート・バーンズ
ロックランザ

創業当初は、上記ロックランザやグレンロサ、グレンイーサン、ロイヤル・アイランドなど、他の蒸留所の原酒を用いリリースされた経過がある。オープンから15年経過した現在は、ディスティラーのHP上の上記2銘柄については当然メインのブレンドがなされていると思われる。

ちなみにデータで創立を1991年としたのは「Misako Udo」著の「The Scotch Whisky Distilleries」にて「Established:On 11th November 1991」と確認した為。ま、良く考えれば納得することですが、会社として創立した年に蒸留所が建設され同年に蒸留開始とは当然考え難いですよね?つまり、多くの書籍で見られる創立1995年とは、あくまで蒸留開始、又は蒸留所がオープンした年ということでしょう。

【ティスティング No.121】

アイル・オブ・アラン 1995 3年物 60.3% 蒸留所詰め
First Production, Limited Edition

【色】
ゴールド。(チャート0.5~)

【香り】
香ばしい甘さのある麦芽、ニュー・スピリッツ、弱く溶剤、バニラ、シナモンやアニスの様なスパイス、ハニー、チーズの様な酸と花。トップの香りは若い原酒そのものだが、時間が経つにつれミドル・エイジ程度の複雑さを感じる。

【味、フィニッシュ】
麦わらの香ばしさとハニーなニュアンスで始まり、フローラルさを感じつつジンジャーの辛み。そして程良いタンニン分が支えて行く感じ。アフターは麦芽の甘みと花。酒精の高さのせいか切れは早いように思う。

【総評】
まず断っておくが、この度数に慣れないと上記のようなことは感じ得ないので、人によっては少々時間が必要なウイスキーかも知れない。

ま~しかし、「3年物で良くこんな複雑で美味しいウイスキーが作れたな~」と、まずは感心する。

いくら記念碑的ボトルとはゆえ、これでこそリミテッド・エディションといった所でしょう!!

無論、当時の(現在も)価格を考えるといささか疑問符も抱く所ですが、ウイスキーそのものについては、アランのポテンシャルを知る為の打って付けのアイテムだと思います。

現在の蒸留所詰めは10年を一応スタンダードとし、我が国だけでもかなり多種多様なスタイルのボトリングがなされているが、プライベート・ボトルの類や国別を考えたら一体何種類あるのか皆目見当が付かない。

ボトラー関係は無くはないものの、上記のことを考えると案外少ない部類。恐らくプライベート・ボトルとして蒸留所が詰めてることが原因だと思うが、ボトラーならではのアプローチも今後は期待したい所だ。

関係無いが、ウチの店とオープンが同年なので私も思い入れがある蒸留所の1つで、ミドルカットが少ないことに起因する綺麗な酒質がゆえ信頼も厚い。また、これからが熟成のピークになって行く時期なので益々注目の蒸留所と言えるでしょう。

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2010年01月29日

【I】 ISLE OF JURA / アイル・オブ・ジュラ



インナー・ヘブリディーズ諸島・ジュラ島I

【I】ISLE OF JURA / アイル・オブ・ジュラ

●ウェブ・サイト・・・・http://www.isleofjura.com/
●所在地・・・・・・・・Craighouse, Isle of Jura, Argyll
●創立・・・・・・・・・1810年(1963年)
●所有者・・・・・・・・United Breweries Group(Whyte and Mackay Ltd)
●発酵槽・・・・・・・・ステンレス×6基
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・・マーケット・ロッホ
●ブレンド銘柄

クルーニー
マッキンレーズ
ロイヤル・カリス
スコッツ・クラブ
スコッツ・グレイ
ホワイト・アンド・マッカイ

ロイヤル・カリス(Vintage Malt Whisky Co.)以外は同系列の会社よりリリース。歴史的に深い関わりを持つブレンデッドは無いようだが、マッキンレーズはアイル・オブ・ジュラと同型のボトルを使用しているので、メイン・モルトであること以外にも何らかの関わりがあるのかも知れない。

(創立について補足)

1810年に創立、1831年ライセンス取得、1901年解体、1960年に別会社がライセンス取得、1963年に現在の蒸留所がオープン稼働したということらしい。また、資料では1914年~63年がモスボール又はサイレントとされているので、1901年~14年の間は何らかの為に施設が使用されていたのかも知れない。ちなみに創業から1914年までの名前は「"Caol'nan Eilean (the original name)" "Craighouse (1831)" "Small Isles (1896)" "Lagg (1903?)" "Jura(1907?)"」などと呼ばれており、1907年前後のジュラにのみ現在の蒸留所との関連が伺えるが「アイル・オブ・ジュラ」という名前ではない。

【ティスティング No.120】

アイル・オブ・ジュラ 1992-1998 59% クライズデール詰め

【色】
白ワイン。(チャート0.1)

【香り】
麦わら、糖蜜、ニュー・スピリッツ、バニラ。若い原酒であることは明らか。泡盛のようなイメージも湧く。

【味、フィニッシュ】
香ばしい麦わらの味わい、ハニーっぽい甘み、アルコールの辛みと少々の苦み。香りで想像した単純な味わいで、最後に苦みと麦わら、ヒリヒリとしたスパイシーさが残る。アフターはショート・エイジにしては程良い長さがある。

【総評】
素の状態のアイル・オブ・ジュラ。樽由来の”渋み”と言うより、単純な”苦さ”を感じるボトルで、口に入れた瞬間は香ばしさと甘さでバランスするが、中程からフィニッシュにかけて苦さが誇張されて感じる。

しかし、若いウイスキーにありがちなニュー・スピリッツそのものの感じでは無いので、この苦さも決して悪いものでは無いが、酒精の強さを含め、ウイスキー初心者には辛い味わいかも知れません。

現在の蒸留所詰めのボトルは、10年、16年、21年、スーパー・スティション、リミテッド物各種と豊富にラインナップされており、ディスティラー・ボトルのみでも結構な愉しみ方が出来る。

ボトラー関係もかなり豊富にリリースされているようだが、20年を超える熟成のものは最近見かけなくなっているようです。

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2009年04月08日

【T】 TOBERMORY / トバモリー



インナー・ヘブリディーズ諸島・マル島T

【T】TOBERMORY / トバモリー

●ウェブ・サイト・・・・http://www.tobermorymalt.com/ http://www.burnstewartdistillers.com/
●所在地・・・・・・・・Tobermory, Isle of Mull
●創立・・・・・・・・・1798年
●所有者・・・・・・・・Burn Stewart Distillers Ltd.
●発酵槽・・・・・・・・オレゴン松×8基
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・・ミニッシュ湖とそばの小さな湖
●ブレンド銘柄

バークレイ
ブラック・プリンス
バーバリー
ジ・エグゼック
オールド・マル
ロバート・バーンズ

*ほとんどが親会社所有の銘柄だが、なぜか一番関係深そうなオールド・マルだけが他社(ホワイト&マッカイ)のブランドだ。

ま、マル島を名乗ってるウイスキーに、ブレンドされてないってことは無いだろうが、地名を名乗るブレンデッド・ウイスキーって、親会社次第でそのうち消えそうな気がしますね。

ちなみに、親会社のバーン・スチュワート社は、ディーンストン蒸留所、トバモリー蒸留所、ブナハーブン蒸留所を所有しており、ブレンデッドも多くの銘柄を手がけているので、上記ブレンデッド以外にもブレンドされている銘柄は以外に多いかも知れません。

【ティスティング No.119】

トバモリー No Age 40% 蒸留所詰め
90's Rotation

【色】
ゴールド。(チャート0.3~0.4)

【香り】
麦わら、注射液、ニュー・スピリッツ、バニラを伴う甘み。若い原酒である要素は多いが、甘い香りが強め。

【味、フィニッシュ】
複雑さは無いが、麦の香ばしさと強い甘みが特徴的で、香り程若さを感じない。無論、よくよく味わえば若さゆえの要素もあるが、意外に引っ掛かりのの無い喉越しを楽しめる。やがて、ほのかなタンニンが現われ、再び香ばしさと共にフィニッシュを迎える。アフターは長くは無いが、麦と樽の心地良い旨味が残る。

【総評】
今となっては珍しい、年数表記の無いトバモリー。正直香りを嗅いだ時点では、麦わら全開の素っ気ない味わいを予想したのだが、マイナス要因を打ち消すことの出来る「香ばしさと強めの甘み」を持ってるウイスキーで、良い意味で裏切られる1本。恐らくはヴァッティングの勝利といった所だろうが、これで香りが良かったら(隠れた)ヒット商品となる可能性大だと思う。

ま、裏切られたからこその意見かも知れませんが、香りと味わいのギャップは間違い無く楽しめるので、ショート・エイジの比較試飲する際には、存在感を示せられるかも知れません。

蒸留所詰めのラインナップは、つい最近まで10年のみだったが、15年、少量のリミテッド物もリリースされ、同蒸留所のピーテッド・モルトであるレダイグを入れれば、以前と較べたら格段に楽しみの幅が広がったと思います。

ボトラー関係は、以前からそれなりに面白い商品がリリースされていますが、人気が低いのか、割と動きも緩やかなので、探せば驚く様な物も眠ってるかも知れません。

ちなみに、親会社であるバーン・スチュワート社のHPを見ると、レダイグを冒頭のバナーにしているので、今後プッシュして行く可能性もあるかもです。

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2009年04月03日

【S】 SCAPA / スキャパ



オークニー諸島・メイン・ランド島S

【S】SCAPA / スキャパ

●ウェブ・サイト・・・・http://www.scapamalt.com/
●所在地・・・・・・・・St Ola, Kirkwall, Orkney
●創立・・・・・・・・・1885年
●所有者・・・・・・・・Allied Distillers Ltd.(Pernod Ricard S.A.)
●発酵槽・・・・・・・・ステンレス×6基
●蒸留器・・・・・・・・初留×1基 再留×1基
●仕込み水・・・・・・・リングロ川と周辺の泉
●ブレンド銘柄

アンバサダー
バランタイン

*上記ブレンデッドはアライド・ディスティラーズ社系の銘柄なので、恐らく現在もブレンドされているでしょう。また、スキャパはバランタインの「魔法の7柱」の1つとしても有名。公表されてませんが同系列のオールド・スマグラーにもブレンドされている可能性はあると思います。

【ティスティング No.118】

スキャパ 12年熟成 40% 蒸留所詰め
00's Rotation

【色】
濃いゴールド(チャート0.5~0.6)

【香り】
バニラ、シリアル、洋なしのリキュール、蜂蜜、アニス。少々フルーティ(パイナップル?)な酸も感じ、この手のウイスキーにしては香り高い。

【味、フィニッシュ】
麦わら、シリアル、バニラ、僅かにタンニン。塩を少し感じるが、甘さは程々。香ばしさと共にややスパイシーなイメージで切れ上がる。アフターは差程長くはない。

【総評】
香りはローモンド・スティル使用原酒だけあり、ねっとりとした物を予感させるが、味わいは案外素っ気ないもので、我々がトキメク様な「コレ」っていうものは残念ながら無い。

しかし、2000年以降リリースされたスタンダード・クラスのウイスキーにしては面白みがあると思うので、他銘柄や同蒸留所の比較試飲などには面白い存在だと思われる。

現在リリースされているものは14年物+α位で、蒸留所詰めのバリエーションは少ないが、色々なボトラーから多種多様にリリースされているので、比較するには困らないでしょう。ただ、30年前後のロング・エイジをまず見かけないので、驚くようなビッグ・スキャパに出合うことは少ないかも知れません。

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2008年08月23日

【H】 HIGHLAND PARK / ハイランド・パーク



オークニー諸島・メイン・ランド島H

【H】HIGHLAND PARK / ハイランド・パーク

●ウェブ・サイト・・・・http://www.highlandpark.co.uk/
●所在地・・・・・・・・Kirkwall, Orkney
●創立・・・・・・・・・1795年(ライセンス取得は1825年)
●所有者・・・・・・・・Highland Distillers Ltd
●発酵槽・・・・・・・・オレゴン松×10基 シベリア産カラ松×2基
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・・Crantit Spring(大全には「Cattie Maggie Spring」と、なっているが、現在は左記の水源を使用しているようだ。)
●ブレンド銘柄

フェイマス・グラウス
カティサーク
ザ・マッカンガス12年
ロイヤル・カリス

*フェイマス、カティは系列ブレンデッドなので納得が行くラインナップ。

マッカンガスは再三書いているようにシーバス・リーガルの採用されなかったレシピのウイスキーですが、12年物にはハイランド・パーク等の原酒が使用されているとブレンデッド大全には書いてある。シーバスのマスター・ブレンダーの父親がハイランド・パークの工場長だったこととは恐らく関係無いでしょうね。

ロイヤル・カリスは現在ボトラーとして馴染みのあるヴィンテージ・モルト・ウイスキー・カンパニーのブレンデッド・ウイスキーですから、同社所有、または関係各社の原酒を生かした商品と言えそうです。ボトラー関係への供給が難しくなってきた現在は、消え行く銘柄とも言えるかも?

あと、余り記載されることは無いですが、現在ロングジョンの原酒の1つという紹介も結構見かけたりします。ロングジョンはアライド・ドメック買収(2005年)に伴い、ペルノ・リカールの商標となっているはずですが、オフィシャル・サイトでは影も形もありません。日本では今もサントリーさんが取り扱っているので間違いは無いと思いますが、恐らくバランタインやシーバス・リーガルというビッグ・ネームの影響で、すっかり日陰者といった所でしょうか?ハイランド・パークとの関係は定かではありませんが、自社の原酒ではロングジョンまで供給出来ないということでしょうかね~?

【ティスティング No.117】

ハイランド・パーク 12年熟成 43% 蒸留所詰め
For Italy, 70's Rotation

【色】
透明感のある黄褐色(チャート1.3~1.4)

【香り】
オールド物に見られるシェリー系のひねた香り、ワックス、煙、レザー、蜂蜜、麦芽。現在のものと比較すれば相当に重厚な香りだと言える。

【味、フィニッシュ】
長熟アモンティリャードのような風格とスモーク。バニラの甘さとしっかり目のタンニンが骨格を作り、奥行きのある味わいを演出している。アフターは43%にしては異常に長く非常に満足感がある。最後に煙と、ややケミカル感のある甘みが残る。

【総評】
やっぱ、このボトルは何時飲んでも美味いっす!!言うこと無し!!マイナス要因もあることはありますが、補って余る素晴らしい味わいは脱帽物です。勿論12年熟成なのでビッグな味わいとまでは言いませんが、バランス感覚に優れた秀逸なウイスキーであることは間違いありません。

ハイランドパークはご存知の通り多様な銘柄があり、スタンダードな物からヴィンテージ物のような特別な物まで、期待を裏切らない信頼の厚いブランドなので、熱狂的なファンが居ることも頷けると思います。

近年、ややドライになって来た傾向を感じてはいますが、他蒸留所の同価格帯の物と比べれば、やはりハイランド・パークへの信頼は揺るがないと思ってます。また、そうあって欲しいと、1人のファンとしても願うばかりです。

ボトラー関係も非常に数多く出回っており、ショート・エイジから40年熟成位まで、味わいの幅も広~く楽しめますし、購入しやすい価格帯であることからも、ストックされている原酒の豊富さが伺えますね。

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2007年05月19日

【T】 TALISKER / タリスカー



リクエストNo.2はタリスカーです。折角のリクエストなので最近では見かけない物をチョイスしました。

インナー・ヘブリディーズ諸島・スカイ島T

【T】 TALISKER / タリスカー

●ウェブ・サイト・・・・http://www.malts.com/ http://www.singlemalt.jp/
●所在地・・・・・・・・Carbost, Isle of Skye
●創立・・・・・・・・・1831年(1830年と書いてあることがある)
●所有者・・・・・・・・Diageo Moet Hennessy (旧UDV社)
●発酵槽・・・・・・・・バラニア松×6基
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×3基
●仕込み水・・・・・・・丘の上にある13ないし14の泉
●ブレンド銘柄
ジョニー・ウォーカー
アイル・オブ・スカイ
マリー・ボーン
ロイヤル・カリス
チェイ・ヴェック など

*日本国内においても比較的手に入れやすいものばかりだ。

【ティスティング No.6】

タリスカー 17年熟成 1979-1996 62.6% ケイデンヘッド詰め
Cadenhead Authentic Collection 90's

【色】
麦わら色。昨日のアルタベーンよりやや濃い程度。(チャート0.2~0.3)

【香り】
先にバニラ。綿飴。バニラに包まれたピート。ほのかにナッツ。60%オーバーなのにさほど度数を感じさせない。

【味、フィニッシュ】
とても甘いピートの飴、バニラから再度ピート、やさしい苦味に到着。ピートの余韻。思ったほどの刺激は無い。

【総評】
良い意味で複雑さの無い、素性がハッキリしたタリスカー。最近では色々な樽での熟成、フィニッシュ物があるが、プレーン樽に近いこのようなタリスカーも非常に魅力的だ。淡い色からは想像出来ない甘さがあり、ピート香に隠れているがクリーミーささえ感じるバニラが、しっかりとしたバランスを保っている。17年熟成なのに、ほとんど度数が下がっていない点も見逃せない。強く優しいジェントルマン・タリスカー!

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