ウスケバ・ロゴ ウスケバ・ロゴ ウイスキー造りに欠かすことの出来ない「水」そして「樹」。自然の力が生み出す「生命の水」。

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お酒をこよなく愛する現役のプロ・バーテンダーです。 素晴らしいお酒は沢山あれど、スコッチ・シングル・モルトの世界観は、歴史、製法、味わいに至るまで幅が広く、他の追随を許さぬ面白さがあると確信してます。 ティスティング・ノートは、あくまで私の主観で書いてますので、丸っきり信じるのはタブーです。「こういう風に感じる人も居るんだ」とか、「私は違う!」など議論したり、少しでも興味持って頂くことを目的にしています。
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2007年05月30日

【B】 BRAES OF GLENLIVET



スペイサイド地区B

【B】 BRAES OF GLENLIVET / ブレイズ・オブ・グレンリベット
(現在の名称)   BRAEVAL / ブレイヴァル

●ウェブ・サイト・・・・なし CHIVAS REGAL http://www.chivas.com/
●所在地・・・・・・・・Chapeltown, Banffshire
●創立・・・・・・・・・1973年
●所有者・・・・・・・・Chivas Brothers Ltd.(Pernod Ricard S.A.)
●発酵槽・・・・・・・・ステンレス
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×4基
●仕込み水・・・・・・・プリーニーとケイトの2つの泉
●ブレンド銘柄

シーバス・リーガル
100パイパーズ
パスポート

*アルタベーンと同様に、シーグラム系ブレンデッドの為に建設されたと言って差し支えあるまい。

【ティスティング No.16】

ブレイズ・オブ・グレンリベット 19年熟成 1977-1997 48.9% キングスバリー詰め
Cask Type Oak-Hogshead , Cask No.100775

【色】
深い金~銅色。前回のベンローマックと同色。(チャート1.0~)

【香り】
シェリー、バニラ、ナツメグ、古い木、駄菓子屋で売ってる短いストローに付けて膨らますアレ(笑)の香り。

【味、フィニッシュ】
非常にスイート&リッチ!シェリーとバニラのせめぎ合い。柔らかいタンニン。間違い無くこれは美味い!!

【総評】
50度を割り込んだ優しさの中に濃縮した旨みが炸裂する。誰が飲んでも納得する1本かと思う。

ブレイヴァル蒸留所のイメージはアルタベーンと余り変わらないと思いますが、私はこの1本があったために結構良いイメージを持っています。当時のキングスバリーは今回の様な通常ラベルのものがほとんどで、まだまだ新興ボトラーといった趣でしたが、そのどれもがレベルが高く、正に「外さない」ボトラーのイメージが強かったです。お客様曰く「美味いのは勿論だけど、上手いボトラーだね!」なんて言葉も出たほどでした。

久しぶりに口を付けましたが高次元でまとまったイメージはそのままでした。お勧めです!何処かで発見したら1杯目か2杯目に飲んでみて下さいませ。

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Posted by ウイスキー at 23:21Comments(3)TrackBack(1)スペイサイド

2007年05月30日

【B】 BENROMACH / ベンローマック



スペイサイド地区B

【B】 BENROMACH / ベンローマック

●ウェブ・サイト・・・・http://www.benromach.com/
●所在地・・・・・・・・Forres, Morayshire
●創立・・・・・・・・・1898年
●所有者・・・・・・・・Gordon & MacPhail
●発酵槽・・・・・・・・カラ松×4基
●蒸留器・・・・・・・・初留×1基 再留×1基
●仕込み水・・・・・・・チャペルトンの泉
●ブレンド銘柄

グレンモセット

*上記ブレンデッドの詳細は不明。現在はG&M系ブレンデッドに使われる頻度が高いと思われる。

【ティスティング No.15】

ベンローマック 1969-???? 40% ゴードン・アンド・マックファイル詰め
Connoisseurs Choice (多分1993年位のボトリング)

【色】
深い金~銅色。ボトルで見ると赤みの強いオレンジ。(チャート1.0~)

【香り】
複雑。シェリー、バニラ、ナッツ、ラム酒、除光液、少し奈良漬、など、香るたびに色んな表情が見えて来る。

【味、フィニッシュ】
リッチな味わい。バランス良過ぎ。バニラを主に枯れた木のニュアンス。隠れてるが、裏に南国フルーツの味わいがある。タンニンは極々僅か。素直に美味しい。

【総評】
今回のボトルは、DCL社時代の増改築1回目後に蒸留された貴重なベンローマック。現在では92年に同蒸留所を買収したG&M社よりバラエティ豊にリリースされているが、当時はまだ知られざる蒸留所といった趣で購入したのを覚えている。

14~5年前に瓶詰めされたものらしく枯れた感もあるが、G&M社の真骨頂であるバランスの良さが際立ち、20年強の熟成だけあって満足感もあり、オールド・ボトルの良さも垣間見れる1本だと思う。

コレクターやマニアならまだしも、飲み手の1人として意見を言うと、やはり古くても(オールド・ボトルでも)それ相応に美味しく飲めないものには余り価値は無いと思う。皆さんはどう考えるだろうか?

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Posted by ウイスキー at 02:37Comments(1)TrackBack(0)スペイサイド

2007年05月27日

【B】 BENRINNES / ベンリネス



スペイサイド地区B

【B】 BENRINNES / ベンリネス

●ウェブ・サイト・・・・なし http://www.diageo.com/ http://www.singlemalt.jp/
●所在地・・・・・・・・Aberlour, Banffshire
●創立・・・・・・・・・1834年
●所有者・・・・・・・・Diageo Moet Hennessy (旧UDV社)
●発酵槽・・・・・・・・カラ松×8基
●蒸留器・・・・・・・・初留×3基 再留×3基(2基づつと書いてあるものもある)
●仕込み水・・・・・・・スカーラン川とローワンツリー川
●ブレンド銘柄

クロフォード・スリー・スターズ
アンティクァリー

*どちらも容易に入手可能。

【ティスティング No.14】

ベンリネス 1978-1995 40% ゴードン・アンド・マックファイル詰め
CENTENARY RESERVE(G&Mの100周年記念シリーズ)

【色】
琥珀色。(チャート0.7~0.8)

【香り】
シェリー、バニラ、古い木の香り。キャラメルのような甘さ。やや煙。

【味、フィニッシュ】
ほぼ香りと同イメージ。まずまずのアフター・フレーバー。柔らかいタンニンで締めくくる。

【総評】
ベンリネスのオフィシャル商品は1991年に花と動物シリーズにて初めて出荷されており、現在も同商品がリリースされている。マイケル・ジャクソンの評価も79点と高得点で、一度位は飲んでみるべきウイスキーだろう。

さて、今回のボトルはG&Mが95年にボトリングした一品であるが、良くも悪くもG&M風味とでも言いましょうか、シェリーやバニラなどのバランスは良いが、味わいの波みたいな物が緩やかで少々面白みには欠ける。よほど鼻の効く人ならまだしも、初めて口にする人ならさほど印象には残らないかも知れない。

しかし、個性のハッキリした(濃いシェリー物やピーティな物)は、分かりやすさは有るものの、正直バランスが良い物は余り流通していないし、何時かは飽きが来るものだ。持論だが、ベーシックでバランスの良い物が飽きずに飲めるんじゃないかな?などと、思ってる。

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Posted by ウイスキー at 04:11Comments(4)TrackBack(0)スペイサイド

2007年05月26日

【B】 BENRIACH / ベンリアック



スペイサイド地区B

【B】 BENRIACH / ベンリアック

●ウェブ・サイト・・・・http://www.benriachdistillery.co.uk/
●所在地・・・・・・・・Longmorn,Elgin,Morayshire
●創立・・・・・・・・・1898年
●所有者・・・・・・・・The Benriach Distillery Company Ltd
●発酵槽・・・・・・・・オレゴン松×8基
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・・ミルビュイズの泉
●ブレンド銘柄

Clan Murray
Glen Bervie

*上記は現在オフィシャル・ホーム・ページに記載あり。

クイーン・アン
サムシング・スペシャル
シーバス・リーガル など

*2001年、シーグラム社がペルノ・リカール社に買収され、蒸留所は2002年8月に休止(モスボール)。そして2004年4月、バーン・スチュワート社の前オーナーであるビリーウォーカー氏を中心としたコンソーシアムがシーグラム社から買収した。

近年においてこのような経路があるので、現在シーグラム系ウイスキーにブレンドされているかは不明。

【ティスティング No.13】

ベンリアック 10年熟成 43% 蒸留所詰め 90’s旧ボトル

【色】
オレンジを帯びたゴールド。(チャート0.8~0.9)

【香り】
青い葉っぱ、藁、草むら。淡くミルク・キャラメル。干したオレンジの皮。

【味、フィニッシュ】
シリアル&バニラ。ドライに切れ上がり上顎に苦味が残る。

【総評】
現在、一番ホットで旬を迎えた蒸留所の1994年から販売開始された旧ボトル。この時代は大半がシーグラム系のウイスキーへブレンドされており、ボトラーでもあまり多い方ではなかったと記憶している。現在は、蒸留所からはもちろん、ボトラーからのリリースもチラホラとは見かけるので、熟成年数、樽、フェノール値などの違いをも楽しめる蒸留所になっている。

さて、このボトルは、当時待ちに待ったリリースだったので覚えているが、飲んだ瞬間「な~んだ!?」的な、正直期待を大きく外れるものだった。それもそのはず、ストラスアイラやロングモーン、グレン・グラントにグレンリベットなる大メジャーなモルトと肩を並べてブレンドされてる銘柄なので、その期待の大きさは分かって貰えるかと思います。

淡白な味わいで、余り印象に残らないウイスキーだが、快進撃中の現在、無くなる前に今一度味わっておくのも良いかも知れませんね。

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Posted by ウイスキー at 06:25Comments(1)TrackBack(0)スペイサイド

2007年05月25日

【B】 BALVENIE / バルヴィニー



スペイサイド地区B

【B】 BALVENIE / バルヴィニー

●ウェブ・サイト・・・・http://www.balvenie.com/ http://www.thebalvenieguy.com/
●所在地・・・・・・・・Dufftown, Banffshire
●創立・・・・・・・・・1892年
●所有者・・・・・・・・William Grant & Sons Ltd.
●発酵槽・・・・・・・・ダグラス樅×10基
●蒸留器・・・・・・・・初留×4基 再留×4基
●仕込み水・・・・・・・ロビー・デューの泉
●ブレンド銘柄
グランツ
クラン・マクレガー
ロイヤル・カリス
オールド・セント・アンドリュース など

*ボトラー物をまず見かけない。つまり、原酒の販売をほとんどしていないということだろう。ほぼ自社ブランドにのみ使用されていると考えられる。

【ティスティング No.12】

バルヴィニー シングル・バレル 15年熟成 50.4% 蒸留所詰め
Bottled 1995/4/20 In Cask 1978/1/31 Cask No.943 Bottle No.19

【色】
琥珀色。(チャート0.6~0.7)

【香り】
樹液が流れ出した木の香り。バニラ。ウッド系のお香。溶剤。色より太く深い香りだ。

【味、フィニッシュ】
バニラ、ナッツ、スパイス、ハニー。木を液体にしたような飲み心地。期待通りの余韻。

【総評】
市販されているバルヴィニーは、蒸留所詰めだけあってほとんど外れが無く裏切らない。まずベーシックなものとしてバーには必須アイテムだろう。ラインナップも豊富にあるし、伝説になるようなアイテムも無くは無い。欲を言えば、一番購入するであろう5千円~1万円位のアイテムで1つ2つ頭が飛び抜けたフラッグシップ的な味わいを持ったものがもっと欲しい。そして、比較するにおいてボトラー物がほとんど見当たらないので多少面白みが狭く、昨今のモルト・ラヴァーには、今1つ引きつける要因に乏しいと言わざるを得ないかも知れない。

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Posted by ウイスキー at 02:48Comments(8)TrackBack(0)スペイサイド

2007年05月24日

【JP】 YOICHI / 余市



リクエストNo.3 ジャパニーズ・シングル・モルト 余市

何をティスティングしようかと悩みましたが、やったこと無かったので、新旧味比べを行いました。

【JP】 YOICHI / 余市

●ウェブ・サイト・・・・http://www.nikka.com/index.html
●所在地・・・・・・・・北海道余市郡余市町黒川町
●創立・・・・・・・・・1934年 
●創業・・・・・・・・・1936年
●所有者・・・・・・・・NIKKA WHISKY DISTILLING CO.,LTD (ASAHI BREWERIES,LTD.)
●発酵槽・・・・・・・・ステンレス×10基
●蒸留器・・・・・・・・初留×4基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・・余市川の伏流水
●ブレンド銘柄

ザ・ブレンド
キングスランド
スーパーニッカ ほか

*銘柄は切がないのでサイトをご参照下さい。上記データは赤枝騎士さんに情報を頂き書き直しております。(有り難う御座いました!)

【ティスティング No.10】

余市 12年熟成 43% 蒸留所詰め 90’s

【色】
琥珀色。最近のものより赤みが少ない。(0.7~0.9まで行かない位)

【香り】
セメダイン。バニラ。ナッツ。現行と比べると淡く、線を細く感じる。

【味、フィニッシュ】
香りからは想像出来ない木樽の重厚な味が炸裂!モルトの甘み、バニラ、ややピート、バランス良くタンニン。フィニッシュが心地良い。

【総評】
現行商品とこれほど違うとは思わなかった。さらに次のティスティングを見て欲しい!

【ティスティング No.11】

余市 12年熟成 45% 蒸留所詰め

【色】
琥珀色~銅色。パッと見では同じように思えるが、比べると違いは明確!(チャート1.0~1.2)

【香り】
ヨーロピアン・オーク!?シェリーの様相。やや漬物。バニラやピートはかき消されている。線が太い。

【味、フィニッシュ】
比べると女性的な味わいに変化。バニラ、ナッツは同様。やや酸。非常にスムーズな飲み口。柔らかいタンニン。フィニッシュが長い。度数が上がっていることは完全に忘れる。

【総評】
この味比べは面白い!旧ボトルが男性なら、現行品は去勢された感じだ(笑)。ニッカに男を感じていた人には大声で言いたい!

名前は同じだが、はっきり言って別の商品!エドラダワーが変わった時に近い衝撃を覚える。しかし、これが現在多くの人に好まれている味だと思われる。味わいがハッキリしているので応用範囲も広い。高級スナック向けなんだろうか!?(笑)

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Posted by ウイスキー at 01:45Comments(7)TrackBack(1)ジャパニーズ

2007年05月23日

【B】 BALMENACH / バルミニック



スペイサイド地区B

【B】 BALMENACH / バルミニック

●ウェブ・サイト・・・・http://www.balmenachdistillery.com/
●所在地・・・・・・・・Cromdale,Grantown-On-Spey
●創立・・・・・・・・・1824年
●所有者・・・・・・・・Inver House Distillers Ltd.
●発酵槽・・・・・・・・オレゴン松×6基
●蒸留器・・・・・・・・初留×3基 再留×3基
●仕込み水・・・・・・・クロムデイル川
●ブレンド銘柄
ピーター・ドーソン
ジョニー・ウォーカー
ロイヤル・カリス

*日本ではピーター・ドーソンが手に入れ辛い。良く見かけるような気がすると思うが、ほとんど7~80年代のオールド・ボトルで、現行のボトルは見かけないと思う。

【ティスティング No.9】

バルミニック 15年熟成 43% マスター・オブ・モルト詰め

【色】
白ワイン。極淡い黄色。(チャート0.1)

【香り】
ニュー・ポット。消毒アルコール。ある種のハーブ。奥でナッツ。

【味、フィニッシュ】
とても甘く濃厚。43%と思えないアルコールのキックがある。モルトの甘さを意識出来るが「あっ!」と言う間にフィニッシュを迎える。

【総評】
見た目より満足感があり、飲み手を良い意味で裏切ってくれる1本。本国のスコッチ・クラブ(The Malt Whisky Association)からのリリースだけに非常に面白いウイスキーだと思う。オフィシャルとしては花と動物シリーズが過去販売されていたが、1997年、インバーハウス社へ移行してからの販売はまだ無く、隠れた銘酒と言われているだけにリリースが待たれている銘柄と言えるでしょう。

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Posted by ウイスキー at 23:16Comments(4)TrackBack(0)スペイサイド

2007年05月22日

【A】 AULTMORE / オルトモーア



スペイサイド地区A

【A】 AULTMORE / オルトモーア

●ウェブ・サイト・・・・なし http://www.dewars.com/
●所在地・・・・・・・・Keith, Banffshire
●創立・・・・・・・・・1896年 (95年という表記もある)
●所有者・・・・・・・・John Dewar & Sons Ltd (Bacardi Ltd.)
●発酵槽・・・・・・・・ステンレス
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・・フォギー・モスの泉
●ブレンド銘柄
デュワーズ
ロバート・ハーベイ
ロイヤル・カリス

*ほぼデュワーズの原酒確保だろう。ロバート・ハーベイなるブレンデッドはまず見かけない。ちなみに綴りが合っていれば(Robert Harvey)、この名前はブルイックラディのファースト・マネージャーの名前と、ジョン・ヘイグがローランドで設立した「Dundashill」という蒸留所に同名のクレジットがある。ま、関係は定かではないが・・。

【ティスティング No.8】

オルトモーア 12年熟成 花と動物(Flora & Fauna)43% 旧UD社詰め

【色】
白ワイン。淡い黄色。(チャート0.1~0.2)

【香り】
草やわら。バニラ。セメダインよりボンド。極淡くゴム。食前酒の様相。

【味、フィニッシュ】
甘い麦わら。ナッツ。バニラが漂いながら徐々にフィニッシュ。単純だが香りより美味しい。

【総評】
1998年、アバフェルディ、ブラックラ、クレイゲラヒと共にUD社からバカルディ社へ売却された蒸留所。つまり花と動物シリーズとしては1991~1998年位までのリリースだと思われる。味わいは、麦藁とバニラで説明つくほど単純。しかし、多くの「これ系」のウイスキーよりは味にまとまりがあり、印象に残らないまでも、飲んでいる瞬間は美味しさを感じることだろう。あれやこれやと使い回すウイスキーでないことだけは確かだ!!

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Posted by ウイスキー at 01:38Comments(3)TrackBack(0)スペイサイド

2007年05月20日

【A】 AUCHROISK / オスロスク



スペイサイド地区A

【A】 AUCHROISK / オスロスク

●ウェブ・サイト・・・・http://www.singlemalt.jp/ (レア・モルト・シリーズを参照)
●所在地・・・・・・・・Mulben, Banffshire
●創立・・・・・・・・・1974年 (蒸留開始は75年より)
●所有者・・・・・・・・Diageo Moet Hennessy (旧UDV社)
●発酵槽・・・・・・・・ステンレス
●蒸留器・・・・・・・・初留×4基 再留×4基
●仕込み水・・・・・・・ドリーの井戸
●ブレンド銘柄
J&B

*J&Bの為に生まれたモルト・ウイスキーだと思われる。

【ティスティング No.7】

ザ・シングルトン・パティキュラー 熟成期間の表記無し1978-1992 43% 蒸留所詰め

*パティキュラーとしてはファースト・ヴィンテージだったと思う。

【色】
銅色。バーボン&シェリー樽使用が予想出来る位。(1.0~1.2位)

【香り】
干し葡萄。シナモンを振りかけたパン。ミルクキャラメル。深く深呼吸をしたい位に、とても魅惑的な香りだ。

【味、フィニッシュ】
スパイシー。木の樹液。バニラ。タンニン。シェリー樽らしさは味には余り出てなく思ったよりドライだが、意外に余韻が長い。俗にいうフルーティさは味にはさほど無いと思う。

【総評】
今は無きシングルトン表記のオスロスク。バランス感覚に優れ、若い蒸留所ながらはずれ的なものが無いと思う。しかし、パティキュラーの類はまだしも、10年物がオークションで法外な価格を付けていると「正直そんな味じゃないよ」などとおせっかいしたくなる筆頭だ!(笑)

私はまだ飲んでないが、最近、グレンオードのシングルトンがリリースされ、評価もまずまずみたいですが、実際どうなんでしょうか?

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Posted by ウイスキー at 05:34Comments(3)TrackBack(0)スペイサイド

2007年05月19日

【T】 TALISKER / タリスカー



リクエストNo.2はタリスカーです。折角のリクエストなので最近では見かけない物をチョイスしました。

インナー・ヘブリディーズ諸島・スカイ島T

【T】 TALISKER / タリスカー

●ウェブ・サイト・・・・http://www.malts.com/ http://www.singlemalt.jp/
●所在地・・・・・・・・Carbost, Isle of Skye
●創立・・・・・・・・・1831年(1830年と書いてあることがある)
●所有者・・・・・・・・Diageo Moet Hennessy (旧UDV社)
●発酵槽・・・・・・・・バラニア松×6基
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×3基
●仕込み水・・・・・・・丘の上にある13ないし14の泉
●ブレンド銘柄
ジョニー・ウォーカー
アイル・オブ・スカイ
マリー・ボーン
ロイヤル・カリス
チェイ・ヴェック など

*日本国内においても比較的手に入れやすいものばかりだ。

【ティスティング No.6】

タリスカー 17年熟成 1979-1996 62.6% ケイデンヘッド詰め
Cadenhead Authentic Collection 90's

【色】
麦わら色。昨日のアルタベーンよりやや濃い程度。(チャート0.2~0.3)

【香り】
先にバニラ。綿飴。バニラに包まれたピート。ほのかにナッツ。60%オーバーなのにさほど度数を感じさせない。

【味、フィニッシュ】
とても甘いピートの飴、バニラから再度ピート、やさしい苦味に到着。ピートの余韻。思ったほどの刺激は無い。

【総評】
良い意味で複雑さの無い、素性がハッキリしたタリスカー。最近では色々な樽での熟成、フィニッシュ物があるが、プレーン樽に近いこのようなタリスカーも非常に魅力的だ。淡い色からは想像出来ない甘さがあり、ピート香に隠れているがクリーミーささえ感じるバニラが、しっかりとしたバランスを保っている。17年熟成なのに、ほとんど度数が下がっていない点も見逃せない。強く優しいジェントルマン・タリスカー!

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Posted by ウイスキー at 04:15Comments(3)TrackBack(0)アイランズ

2007年05月18日

【A】 ALLT-A'-BHAINNE / アルタベーン



スペイサイド地区A

【A】 ALLT-A'-BHAINNE / アルタベーン

●ウェブ・サイト・・・・なし CHIVAS REGAL http://www.chivas.com/
●所在地・・・・・・・・Camelon,Falkirk,Stirlingshire
●創立・・・・・・・・・1975年
●所有者・・・・・・・・Chivas Brothers Ltd.(Pernod Ricard S.A.)
●発酵槽・・・・・・・・ステンレス×8基
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・・ベンリネス中腹13の泉
●ブレンド銘柄
シーバス・リーガル など

*ほとんどシーバス・リーガルの為に作られていると言っても良いかも!?

【ティスティング No.5】

アルタベーン 15年熟成 1979-1995 59.1% ケイデンヘッド詰め
Cadenhead Authentic Collection 90's

【色】
白ワイン。レモン水。非常に淡い黄色(チャート0.1)

【香り】
ニュー・ポット。泡盛。アルコール。微かな麦わら。15年の年月は感じない。

【味、フィニッシュ】
喉を刺すような刺激。やっぱり麦わら。申し訳なさそうにバニラ。ウワッと広がるが淡い苦味と共に短く消える。

【総評】
オフィシャル・ボトルが無いだけにボトラーにより出来不出来がある銘柄。久々に飲んだが開栓直後と余り印象が変わらず、強いばかりでそっけない味わいなので、飲んだとしてもほとんどの方は記憶に残らないかと思う。創業から32年、シーバス・リーガルの原酒の1つだし、そろそろバシッと良い物が出て来ても良いんだが・・。

これは美味しかったと言うものがあれば、是非教えて欲しい。

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Posted by ウイスキー at 08:12Comments(4)TrackBack(0)スペイサイド

2007年05月16日

【R】 ROSEBANK / ローズバンク



最初のリクエストはローランド地区で一番人気のローズバンクです。

【R】 ROSEBANK / ローズバンク

●ウェブ・サイト・・・・http://www.singlemalt.jp/(レア・モルト・シリーズを参照)
●所在地・・・・・・・・Camelon,Falkirk,Stirlingshire
●創立・・・・・・・・・1840年
●閉鎖・・・・・・・・・1993年
●所有者・・・・・・・・Diageo Moet Hennessy (旧UDV社)
●発酵槽・・・・・・・・不明
●蒸留器・・・・・・・・初留×1基 後留×1基 再留×1基
●仕込み水・・・・・・・キャロン谷の貯水池
●ブレンド銘柄
キングジョージ4世
ジョニー・ウォーカー・スイング
チーフテンズ・チョイス30年 など

*現在ブレンドされているか否かは不明。また、スイング意外は現在見つけ辛い。

【ティスティング No.4】

ローズバンク 12年熟成 ホワイト・ラベル 43% 蒸留所詰め
For Italy, 80's Rotation

【色】
琥珀色。この辺りの色は判断し辛く、見方により幅がある。(チャート0.8~1.1)

【香り】
美味しいセメダイン(笑)。少し南国フルーツ。ナッツ&柔らかいバニラ。オールド・ボトルのそれと分かる干し椎茸や漬物の様な香りは少なく、コンディションが良い。

【味、フィニッシュ】
12年熟成にしては濃厚なバニラの歓迎から柔らかいタンニンの苦味へ到着する感じ。アルコールのキック感もあり、80年代のウイスキーへ求めるものは備わっている。程々な長さで切れ上がり素直。現行の商品から比べれば長いと言っても良いかも?

【総評】
80年代、イタリア向けにボトリングされたウイスキーは、素直な味わいの物が多いように思う。日本向け(というかアジア向け)の物とは味わいに違いがあることが多いようだ。今回のローズバンクは実に味わいが素直で、思った通りの満足感がある。しかし、オールド・ボトルというジャンルは、その希少性や蒸留所のバックボーンなどを理解していないと、味と価格に酷いギャップを感じる筈だ!一部マニアな方には堪らないと思うが、少しウイスキーをかじった程度では、ただ高いだけの商品で、何をありがたがっているかはまず解らないと思う。

ま、このボトルを見てドキドキワクワクするのであれば、モルト・オタク合格ですな!(笑)

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Posted by ウイスキー at 23:50Comments(6)TrackBack(0)ローランド

2007年05月16日

【A】 ABERLOUR / アベラワー



今回よりスペイサイド地区Aから始めます。リクエスト・ティスティングは順次行って行きますので、今しばらくお待ち下さい。

【A】 ABERLOUR / アベラワー

●ウェブ・サイト・・・http://www.aberlour.co.uk/
●所在地・・・・・・・・Aberlour,Banffshire
●創立・・・・・・・・・・1826年
●所有者・・・・・・・・Pernod Ricard S.A.
●発酵槽・・・・・・・・ステンレス×6基
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・ベンリネス山中腹の泉
●ブレンド銘柄
 White Heather
 Clan Campbell
 King's Ransom
 House Of Lords など

*その他、現在のペルノ・リカール社製品には多かれ少なかれ使用されていると見なしても良いかも?

【ティスティング No.3】

アベラワー 12年熟成 ダブル・カスク・マチュアド 43% 蒸留所詰め

【色】
赤褐色。スプリングバンク15年より赤みが強い。(チャート1.4~1.5)

【香り】
ややゴム。バニラ。少し溶剤。奥にベッコウ飴。よ~くスワリングするとタクアンの様な香りを感じるが、悪く無いレベル。

【味、フィニッシュ】
香りほどゴムは無い。バニラの甘さとタンニン&酸が程良いバランス。少しだけ麦藁。12年熟成に求める余韻の長さ。点で渋さが残るが良好。

【総評】
現行の12年熟成群の中ではレベルが高いように思う。人によると思うが「タクアン臭」に気付くかどうかで好き嫌いが出るかも?この商品がリリースされた時から扱ってますが、飲み方も余り選ばず勧めやすいので結構信頼度が高い。でも、しばらく置いておくより、出来るだけ開栓したての方が良いとは思います。

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Posted by ウイスキー at 06:08Comments(3)TrackBack(0)スペイサイド

2007年05月15日

【S】 SPRINGBANK / スプリングバンク



記念すべき第一回目のティスティングは、愛してやまないスプリングバンクからです。

本来、Aから始めるか(アベラワーとかアバフェルディとかね)、食いつきの良いアイラ・モルトにしようかと考えてましたが、まずはマイ・フェバリットなウイスキーから始めさせて頂きます。

【S】 SPRINGBANK / スプリングバンク

●ウェブ・サイト・・・http://www.springbankdistillers.com/
●所在地・・・・・・・・Campbeltown,Argyll
●創立・・・・・・・・・・1828年
●所有者・・・・・・・・J&A Mitchell & Co Ltd
●発酵槽・・・・・・・・スコットランド産カラ松×5基
●蒸留器・・・・・・・・初留×1基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・クロスヒル湖
●ブレンド銘柄
 Campbeltown Loch 5 year old
 Campbeltown Loch 15 year old
 Campbeltown Loch 21 year old
 Mitchells 12 year old
 Mull of Kintyre Music Festival Blend
 Edinburgh Festival 15 year old blend  など

*2007年5月14日現在、スプリングバンク・オフィシャル・ホーム・ページで取り扱いがあるもののみ掲載。

【ティスティング No.1】

スプリングバンク 15年熟成 46% 蒸留所詰め
ホワイト・ラベル (現行のブラック・ラベルの1つ前の物)
(Maturation: 80% sherry, 20% bourbon matured)

【色】
黄褐色から赤褐色位。ややくすんだオレンジと言う所かな。(チャート:1.4~1.5位)

【香り】
トップからレーズン、バニラ。濡れて腐敗した木の香り。シェリーの香りとは解るが、良いシェリーの香りとは言いがたい。多くの15年よりも熟成感を感じる。ラム・レーズン・アイス・クリーム?

【味、フィニッシュ】
豊な味わい。香りとほぼ同義だが、よりバニラ。酸がありマーマレード・ジャムを思わせる。味わい方によるが、苦味もしっかり確認できるのでドライな切れ上がりに感じることもあるだろう。ほどほどな長さ。溶剤&少~しフローラル。バランスは・・ま、悪くない。

【総評】
スプリングバンクは多くのボトラーと同じように、年代やロットにより違いがあるので一概には言えないが、90年代のブラック・ラベル、80年代のダンピー物などに見受けられるバランス感覚が欲しい。私は、シェリーのフレーバーこそスプリングバンクのように思っている部分もあるが、この熟成期間でこの渋みはいただけない。良く言えば「15年と思えない熟成感」と、言えなくも無いが、シングル・カスクで出せないものをヴァッティングしてるのでは・・?などと疑いたくなる(多分間違い無い)。良いシェリー樽を使うことが困難なのは周知の事実なのだから、わざわざシェリーをうたわなくても良いのではないだろうか?とも思う。

しかし、リーズナブルで美味い物が少なくなっている昨今、頑張ってる1本であることは間違い無い。また、10年熟成よりはスプリングバンクを体感出来る身近なアイテムだろうとも思っている。

【ティスティング No.2】

スプリングバンク 14年熟成 55.3% 蒸留所詰め(SPRINGBANK SOCIETY)
Cask Type : Bourbon Hogshead
Distilld : June 1992
Bottled : March 2007
One of : 265 Bottles

【色】イエロー・ゴールドから琥珀に掛かった色合い。見る角度や光で微妙だが・・ディープ・ゴールドと言っても良いかも?(チャート:0.6~0.8位)

【香り】
バニラ、ココナッツ、バーボン系の溶剤の様な香り。ほんのり蜂蜜。そんなに複雑では無い。

【味、フィニッシュ】
開栓して間もないこともあり、キリッと、非常に骨格がハッキリしていて、香りと同じ感覚を味わえる。フローラル感もある。フィニッシュは上記15年より短く感じるが、綺麗にバニラだけを残して行く。

【総評】
ティスティング2本目は、比較のため同じ位の熟成で最近のものをチョイス。旧ボトル、オールド関係は、現行品が可愛そうなのであえてはずした(笑)。

待ちに待った待望のスプリングバンク・ソサエティからのリリースだけに非常~に期待していた1本!正直言うと、期待通り、思った通りの味わいだった。S.M.W.Sからの同じような樽からの14年と比べたが、遜色無いどころか、ちゃんと上の味わいを表現してくれたので「流石!」と、唸らされた。多少酸化した今後の姿を早く見たい所です。欲を言うなら切りは無いが、もう少し奥行きが欲しかった所か・・。

ティスティングNo.1にも書いたが、無理してシェリー樽使わなくても良い物は作れるのは分かっている筈。会員向けだけに外さない味わいをリリースしてるのかも知れないが、多少はサプライズも期待するっていうもんですよね!ちなみに同時リリースのラム・バット樽は中々の珍品でしたが、もうちょっと長い熟成を経たものが飲みたいと思いました。


さて、「第一回ティスティング・スプリングバンク」如何でしたでしょうか?表現が分かり辛い点などもあるかと思いますが、少しずつ修正して行きたいと考えてますので、出来れば優しい言葉で(笑)ご指導下さいませ。

今後、リクエストが無ければAから順次続ける予定で、特殊な物よりは日常的なものを優先します。ボトルはHPにリストを挙げてますのでチェックしてみて下さい。ではまた!!

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Posted by ウイスキー at 02:17Comments(5)TrackBack(1)キャンベルタウン

2007年05月13日

本日開設!

大分前からティスティング・ノートを「ちゃんとデータ化したいな~」とか考えていて、「どうせなら公開しょう!」と思い立ち、BBSやミクシーなども候補に入れていましたが、ブログはまだ書いたことも無かったし、ここの「ウスケバ」を発見した時から、「どうせ書くならここしか無い!」と思ってました。

当店在庫のモルト・ウイスキーを中心に、全蒸留所AtoZティスティングを始めたいと思ってます。モルト・ジャンキーな方は勿論、興味本位なお酒好きさんも、たま~にチェック宜しくお願い致します。

The Whisky Bar

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Posted by ウイスキー at 02:00Comments(10)TrackBack(0)