2007年08月29日
【JP】 MIYAGIKYOU / 宮城峡
リクエストNo.16
【JP】 MIYAGIKYOU / 宮城峡
●ウェブ・サイト・・・・http://www.nikka.com/index.html
●所在地・・・・・・・・宮城県仙台市青葉区ニッカ
●創立・・・・・・・・・1969年
●所有者・・・・・・・・NIKKA WHISKY DISTILLING CO.,LTD (ASAHI BREWERIES,LTD.)
●発酵槽・・・・・・・・ステンレス(3万ℓ)×11基 ステンレス(5万ℓ)×11基
●蒸留器・・・・・・・・初留×4基 再留×4基
●仕込み水・・・・・・・新川川の伏流水
●ブレンド銘柄
鶴
ザ・ブレンド
キングスランド
スーパーニッカ ほか
*余市の原酒より、穏やかさを身上としているウイスキーなだけにブレンドされている銘柄は意外と多かろうと思う。
ちなみに同蒸留所では、現在スコットランドでも珍しいとされている「カフェ(またはコフィ)式連続式蒸留機」という旧式の蒸留機から生み出されるグレーン・ウイスキーも生産されている。
【ティスティング No.80】
宮城峡 12年熟成 45% 蒸留所詰め
【色】
琥珀色。(チャート0.7~0.8)
【香り】
カラメル、バニラ、コーヒー、溶剤、ゴム。ほとんどスパニッシュ・オークの香り。
【味、フィニッシュ】
バニラとカカオ、続いてタンニンとオーク材の繰り返し。やや酸もあるが苦味に負ける。アフター長いがやはり苦味が気になる。
【総評】
飲むタイミングかも知れないが、やたら苦さを感じてしまう、スパニッシュ・オークの良い部分を引き出しているとは言い難い原酒。現行の余市もそうですが、やたらシェリー樽のニュアンスを出し過ぎて本来のニッカ・ウイスキーの良さが失われている気がしてならない。
あくまで通常商品なので、多くの人が望む形ではあるのかも知れないが、ネット専売やS・M・W・Sボトリングなどで見せてくれた泥臭いニッカ魂を期待してしまうのは酷というものだろうか?
ま、オン・ザ・ロックやハイ・ボールなどにはこれ位のものが使用しやすいかと思うが、これまた現行の余市同様「高級スナック向けなんだろうか?」などと思ってしまう1本だ。
2007年08月25日
【JP】 HAKUSYUU / 白州
リクエストNo.15
【JP】 HAKUSYUU / 白州
●ウェブ・サイト・・・・http://www.suntory.co.jp/
●所在地・・・・・・・・山梨県北杜市白州町鳥原
●創立・・・・・・・・・1973年
●所有者・・・・・・・・Suntory Limited
●発酵槽・・・・・・・・オレゴン松×10基
●蒸留器・・・・・・・・初留×3基 再留×4基
●仕込み水・・・・・・・南アルプス甲斐駒ヶ岳水系伏流水
●ブレンド銘柄
響
ローヤル など多数
*ブレンデッド・ウイスキーについては不明な点が多いので山崎に順じている。また、上記データはザ・ウイスキー・ワールドVol.4のデータを参考にしたが、本文の方とは蒸留器の数が違ってることに気付いた(P31とP51をご参照下さい)。
ちなみに、コンビニなどで売っている南アルプスの天然水もこの工場にて生産されている。つまり、白州のマザー・ウォーターに最も近い水だということが分かる。
【ティスティング No.79】
白州 12年熟成(ピュア・モルト表示)43% 蒸留所詰め
90's Rotation
【色】
ゴールド。(チャート0.6~程度)
【香り】
バニラ、ココナッツ、アニス、草、柑橘類の皮。ややクリーミーな印象。
【味、フィニッシュ】
ライトな蜂蜜とココナッツ。薄っすらと干草。タンニンはほとんど感じない。フィニッシュまでが非常に早く、バニラの余韻だけが残る。
【総評】
ライトで嫌味が無く、綺麗で切れのある美味しいモルト・ウイスキーだと思うが、特筆すべきことが余り無いので正直コメントがし辛い。
現在の物が手元に無いので今の白州がどうなってるかは不明。個人的見解から言うと、山崎よりはこの白州の方が断然私好みのウイスキーではある。それはくどさが無いのが一番の理由だが、ストレートで飲む場合はコレ位の具合が飽きがこないし、気持ち良い飲み心地を感じる(人それぞれだとは思う)。
増してや昨今の○○樽熟成といった場合、途出する個性は時として邪魔になることもしばしば有るので、リミテッド・エディションの物には山崎を凌駕する白州も存在するかと考えられる。
2007年08月24日
【JP】 YAMAZAKI / 山崎
リクエストNo.14
【JP】 YAMAZAKI / 山崎
●ウェブ・サイト・・・・http://www.suntory.co.jp/
●所在地・・・・・・・・大阪府三島郡島本町山崎
●創立・・・・・・・・・1923年
●所有者・・・・・・・・Suntory Limited
●発酵槽・・・・・・・・オレゴン松×8基 ステンレス×9基
●蒸留器・・・・・・・・初留×6基 再留×6基
●仕込み水・・・・・・・天王山水系伏流水
●ブレンド銘柄
響
ローヤル など多数
*皆さんご存知の通り、サントリーのブレンデッド・ウイスキーは創業当時から現在まで多くの銘柄があるが、ストック量、またはコストの面から考えると、とても国内産の原酒だけを使用しているとは考え辛い。過去、暴露本なども出版されているので知っている方も多いと思うが、特に低価格帯の商品には、主要なウイスキーの産出国より輸入された原酒を少なからず使用しているのは明らかだろう。
もちろん企業努力とのとらえ方もあるが、諸外国における原産地呼称法などの法が我が国には無いので、仮にジャパニーズ・ウイスキーとうたっていても、全てにおいてはそれに当てはまらないことがある(他のお酒も同義です)。
これは決してメーカーが悪い訳ではないので誤解して欲しくないのだが、世界をリードして行こうとしている国としては、食文化における法整備は甚だ遅れているし恥ずべきことだろうと思っている。(原因は多々ありますが、本来の目的から脱線してしまうのでここでの追言は控えておきます。)
【ティスティング No.78】
山崎 12年熟成(ピュア・モルト表示)43% 蒸留所詰め
90's Rotation
【色】
ゴールドから琥珀色。(チャート0.6~0.7)
【香り】
バニラ、グリーン・アップル、ハーブ。柔らかいウッディな香り。
【味、フィニッシュ】
厚いボディでは無いが良好なバニラの甘さと木樽の雰囲気&ハーブ。タンニンも柔らかく余韻も長いので申し分無いと思うが、喉の奥に木片が引っ掛かったようなイメージが湧く。
【総評】
個人的には霧がかかった様な「モワッ」と感が今一つな感じだが、おおまかにはトータル・バランスに優れているウイスキーだろうと思う。ブレンダーのテクニックを感じると言っても良いかも知れない。
私は余り国産ウイスキーを飲まないのだが、最近のサントリー商品には一目おいている。カスク・オブ・~とか、ヴィンテージ・シリーズも良いが、通常商品ながら18年熟成の出来が特に素晴らしいと感じている。
価格は間違ってもリーズナブルとは言えないが、18年熟成とは思えない複雑さと、他のウイスキーには感じ得ない個性は特筆物だろうと思う。
ここ数年来の傾向として「寺、白檀」などの東洋的ニュアンスを押し出し好んでいるように感じるが、正にこの山崎18年こそがフラッグシップ的に製造されている1本だと言っても差し支えあるまい。
もし、身近にウイスキー好きな外国人が居たら、是非勧めて欲しいウイスキーだと私は思っている。
2007年08月21日
【JP】 SATSUMA / 薩摩
リクエストNo.13
【JP】 SATSUMA / 薩摩
●ウェブ・サイト・・・・http://www.hombo.co.jp/
●所在地・・・・・・・・鹿児島県南栄
●創立・・・・・・・・・1974年(鹿児島工場移転新設)
●閉鎖・・・・・・・・・1984年(最後に製造された年)
●所有者・・・・・・・・Hombo Shuzo Co.,Ltd.
●発酵槽・・・・・・・・琺瑯×?基
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基(ステンレス製) 再留×2基(銅製)
●仕込み水・・・・・・・加工水
●ブレンド銘柄
マルス3&7
マルス・アンバー
マルス・エクストラ
マルス・オールド
*本坊酒造がウイスキーの製造免許を取得したのが1949年(津貫工場にて)。しかし、ウイスキーを製造する山梨工場が新設されたのが1960年なので、免許交付時の原酒製造については不明。また、吸収合併を繰り返し現在に至っている為、鹿児島県内における蒸留も考えられないことも無いが、自社における原酒の製造は恐らく1960年以降ではないかと思う。
今回のボトルに記載されている住所は本来乙類焼酎を生産する目的で1973年に新設された施設。そしてウイスキー製造は1984年が最後のヴィンテージらしいので、その場所では長く見積もっても11年弱しか製造されてないということになる。また、リリースが2004年5月と言うことからも、上記ブレンデッド・ウイスキーには恐らく2000年前後位までがブレンドされた時期と考えるのが妥当だろう。
【ティスティング No.77】
薩摩 20年熟成 1984-2004 55% 蒸留所詰め
Mars Maltage Triple Cask Malt Whisky Vintage Satsuma
Sherry Cask, Cask No:1683. 1684. 1691, Bottled 0243 of 1752
【色】
ゴールドから琥珀色(チャート0.6~0.7)
【香り】
注射液、芋焼酎、バニラ、パッションフルーツ、ハーブ、硫黄かゴム。芋焼酎原酒に長熟のスパニッシュ・オーク・シェリー樽のものを少しミックスしたらこう言う物が作れそう。
【味、フィニッシュ】
麦芽、バニラ、タンニンから、香ばしさのある芋焼酎のニュアンスへ変化。長熟らしくスパイスっぽさも感じる。余韻は長いが、少し苦味が残る。
【総評】
芋焼酎のボディを持つ超個性派シングル・モルト・ウイスキー。後にも先にもこんなウイスキーとは多分2度とお目にかかることは無いでしょう。
想像するに、焼酎と同じ施設で製造されたからこその個性だろうと考えられるが、この味わいは正にワン・アンド・オンリー!恐らく世界中探してもこんなウイスキーはまず無いでしょう。
噂によると、最後の5樽のウチの3樽がこのボトリングに使用されたらしいので、あと2樽は残っているはず。いつリリースされるかは分からないが、仮に30年熟成で出てくるとしたら7年後の2014年。待ちわびてる訳では無いが、この個性が更に熟成されたらと考えると興味が無いと言えば嘘になる。
鹿児島の地での蒸発を含め考えると、およそ1100本程度のリリースになると思われるので、価格さえ頑張って貰えたらとりあえず飲むことは出来そうなので楽しみではありますね!!
2007年08月18日
【JP】 HANYU / 羽生
リクエストNo.12
【JP】 HANYU / 羽生
●ウェブ・サイト・・・・http://www.toashuzo.com/index.htm
http://homepage3.nifty.com/venture-whisky/index.html
●所在地・・・・・・・・埼玉県羽生市
●創立・・・・・・・・・1946年
●閉鎖・・・・・・・・・2000年(蒸留器は2004年に撤去)
●所有者・・・・・・・・TOASHUZO.CO.LTD.
●発酵槽・・・・・・・・??
●蒸留器・・・・・・・・初留×1基 再留×1基
●仕込み水・・・・・・・??
●ブレンド銘柄
オールド ハレー
ゴールデンホース 武州
ゴールデンホース 武蔵
*上記ブレンデッドには羽生蒸留所の原酒がブレンドされているとのこと。現在も東亜酒造よりシングル・モルトを含めたリリースがあるので、ベンチャー・ウイスキーが全ての樽を所有している訳では無さそうだ。つまり、ゴールデンホース秩父8年は、もうしばらくリリースが続くということだろう。
【ティスティング No.76】
イチローズ・モルト 1988-2005 56%(実測値56.3%) ベンチャー・ウイスキー詰め
Cask Type Hogshead, Bottled 094 of 600
【色】
琥珀色。(チャート0.7~0.8)
【香り】
オーク樽、レザー、シガー、溶剤、駄菓子屋で売っているイチゴの飴、ピート、栗、桃、ハーブ。香りは強く無いが複雑。
【味、フィニッシュ】
熱くドライ。ピートと樽の印象が強く、蜂蜜やバニラの甘みや多様な味わいをややスポイルしている。フィニッシュは長いが最後に苦味が残る。
【総評】
今をときめく人気銘柄!イチローズ・モルト・シリーズの記念碑的第一弾はホグスヘッド数樽のバッティングにて作られている。
シングル・モルトの面白みは十分に発揮しているかと思うが、やや痺れを伴うドライな面があり、香りの良さとのギャップを少し感じる。しかし、ドライな面の裏側には香りに感じる複雑さも合わせ持っており、飲み進めるにつれ色々な顔を覗かせ出すので、ウイスキー・マガジンでの評価も頷けるかと思う。
事実、私はこの素晴らしき個性を持ったウイスキーを飲んだからこそ日本のウイスキーに目を向けだしたんですが、キング・オブ・ダイヤモンズがゴールド・プライズに輝いた以降は輸出の方に力が入っているらしく、国内で手に入れ難くなっているのは少し残念な気がする。
つい先日、新しいものがリリースされましたが既に売り切れ続出。運良く面白そうなニューウッドだけ入手しましたが、この状況は価格高騰につながらないかと危惧しております。
イチローズ・モルトで思い出すのは、数年前ベンチャー・ウイスキーのサイトを見つけて感激し、作業報告を見た所、何か知らないボトルを詰めているではありませんか!も、気になって気になってメールを送り、伊知郎さん自身から酒屋さんをご紹介していただいた事と、リリース直後に販売されてたのがたったの4店舗だった事。そして、このファースト・リリースの味わいには本当に感じ入ったことが思い出されます。
現在新蒸留所も建設中ですので、もう数年経てばリアル・イチローズ・モルトもリリースされることでしょう!!日本のウイスキーの中では断然目が離せない銘柄だと言えるかも知れませんね。
2007年08月17日
【JP】 SHIRAKAWA / 白河
リクエストNo.11
【JP】 SHIRAKAWA / 白河
●ウェブ・サイト・・・・http://www.takara.co.jp/
●所在地・・・・・・・・福島県白河市
●創立・・・・・・・・・1947年
●閉鎖・・・・・・・・・2003年
●所有者・・・・・・・・Takara Shuzo.,co ltd
●発酵槽・・・・・・・・??
●蒸留器・・・・・・・・初留×?基 再留×?基
●仕込み水・・・・・・・??
●ブレンド銘柄
キング・ウイスキー
*宝酒造の銘柄は、シングル、ブレンデッドに限らず、必ず頭にキング・ウイスキーという名前があるみたいだ。白河の蒸留所(工場)は2003年に閉鎖されており、現在同社唯一の銘柄「キング・ウイスキー・凛」は千葉県の松戸工場で生産されているのではないかとの情報がある。
また、現在ウイスキー生産の施設が国内にあるのかどうか分からないが、少なくともスコットランドのトマーチン蒸留所を所有している会社なので、原酒に困ることは無いだろう。
ちなみに、白河の蒸留施設は1926(昭和元)年に買収し経営に当たっていた大黒葡萄酒(株)より、戦後復興期の1947年に工場を買収・改修して白河工場としたのが始まりである。
【ティスティング No.75】
白河 30年熟成 55% ジャックル浦島屋フォムファスはかり売り
The second half of the 60's, Cask Strength
【色】
琥珀色。(チャート0.7~0.8)
【香り】
バニラ、綿飴、セメダイン、ナッツ、シナモンとアニス。ある種のフルーティさも感じる。
【味、フィニッシュ】
バニラ、南国フルーツ、タンニン。ざっと見ではスパイシーでシャープな印象ではあるが味わい豊かで、若干「枯れた」感を伴う味わいが実に良い演出。割合ドライだがアフターは長い。
【総評】
熟成年数からするとボディの軽いモルト・ウイスキーかと思うが、リッチで、変化があり、ジャパニーズ・モルト・ウイスキーとしては異例の美味しさがある実に秀逸な1本。
販売先からの情報によると、平成10年頃に白河の原酒全てを樽買いされたらしく、その時点で既に30年近い熟成だったので、蒸留時期は1960年代の後期のものだろうということだった。つまり、表記では30年ということで販売されているが、実際はそれ以上の熟成を経ているということだろう。
ちなみに、今回のものは「はかり売り」なので、実際はボトル、ラベル共に存在しません。写真のボトルのラベルは、私自身がイメージし作成したものです。
2007年08月12日
【B】 BRORA / ブローラ
ハイランド地区B
【B】 BRORA / ブローラ
●ウェブ・サイト・・・・なし http://www.diageo.com/ http://www.singlemalt.jp/
●所在地・・・・・・・・Brora, Sutherland
●創立・・・・・・・・・1819年
●閉鎖・・・・・・・・・1983年
●所有者・・・・・・・・Diageo Moet Hennessy (旧UDV社)
●発酵槽・・・・・・・・カラ松×?基
●蒸留器・・・・・・・・初留×1基 再留×1基
●仕込み水・・・・・・・クラインミルトン川
●ブレンド銘柄
ジョニー・ウォーカー
*何時までブレンドされていたのか定かでは無いが、17、8年前はG&Mのコニサーズ・チョイス位しか見かけた記憶が無いので、ブローラのほとんどはブレンドされていたはず。
上記のデータでは創立1819年としているが、実際ブローラという名前で作り始めたのは1969年。これは1967年に新しくクライヌリッシュ蒸留所が建設されたことを期に、旧クライヌリッシュ蒸留所をブローラと改めた為。
【ティスティング No.74】
ブローラ 22年熟成 1972年蒸留 58.7% 蒸留所詰め
RARE MALT SELECTION, 90's Rotation
【色】
ゴールド。(チャート0.5~0.6)
【香り】
ピートの煙、焦がした木材、バニラ、蜂蜜。大半がピート香だが奥に花も感じる。
【味、フィニッシュ】
パワフルなピート・フレーバー。バニラ、草、蜂蜜、焦げた苦さ。華やかさを秘めていると思うが、ピートとタンニンによってかき消されている気がする。フィニッシュに向かいスパイシーな部分と苦味が浮いてくる。アフターは長くず~っと薬品。
【総評】
私事だが、最初のブローラの印象がこれだった為、これ以降リリースされたもの全般にある種の「ヌルさ」を感じてしまうようになった1本。今でこそピート・フレーバーをうたっているモルトは沢山あるが当時は相当驚かされたものだ!!
全般的にピートが支配的で一瞬アイラ産だと思うが、そのどれとも違う感覚がある。見方によっては複雑とも単純とも言えるピート一辺倒な味わいだが、「これでこそブローラ(クライヌリッシュ)!」っていう旨みが詰まっていて、満足度は高く、現在リリースされている多くのブローラには無い土性骨を感じてしまう。
しかし、最近この手のブローラにはお目にかかって無いが、そのどれもがバランスが良く美味しいとは思う。在庫もそろそろヤバ目らしいのでここ所価格はウナギ登り。焦って購入する必要はまだかも知れないが、安いうちに1、2本は買っといた方が良いでしょうね。
*来週はリクエストのジャパニーズ特集をやろうと思ってます。お盆ということもあり、仕事次第ではありますが、出来るだけ毎日頑張ります!!
2007年08月10日
【B】 BLAIR ATHOL / ブレア・アソール
ハイランド地区B
【B】 BLAIR ATHOL / ブレア・アソール
●ウェブ・サイト・・・・なし http://www.diageo.com/ http://www.singlemalt.jp/
●所在地・・・・・・・・Pitlochry, Perthshire
●創立・・・・・・・・・1798年
●所有者・・・・・・・・Diageo Moet Hennessy (旧UDV社)
●発酵槽・・・・・・・・ステンレス×4基 カラ松×4基
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・・オルト・ダワー川
●ブレンド銘柄
ベル
リアル・マッケンジー
*1933年、「Arthur Bell & Sons Ltd」によって買収された蒸留所なだけに、現在もブレンデッド・ウイスキー・ベルのメインを張っているモルト・ウイスキー。その昔、このブレア・アソール、インチガワー、ダフタウンのベル社所有だった3種には「Arthur Bell & Sons Ltd」と、ハッキリとしたクレジットやボトル・タグに説明があり、容易にメイン・モルトということが分かった。現在の花と動物シリーズは見てないので分からないが、今回のボトルにはAGED12YEARSの部分に一応クレジットされている。
リアル・マッケンジーは現在他社の製品となっているのでブレンドされているかは不明。
【ティスティング No.73】
ブレア・アソール 花と動物(Flora & Fauna)43% 旧UD社詰め
90's Rotation
【色】
ゴールド。(チャート0.5~0.6)
【香り】
バニラ、ナッツ、ボンド、ナツメグ、イースト。甘酸っぱい梅酒の様な香りも感じる。
【味、フィニッシュ】
バニラの甘さ、スパイスの程々な辛さからタンニンの苦味。プラム系のフルーティさが心地良い。アフターはまずまずの長さで、割としっかりしたシングル・モルトの印象が残る。
【総評】
大全にはライトと書いてあるが私は全くそう思わない。太いとまでは言わないが、甘さと苦味がバランスしていてモルト・ウイスキーらしい奥行きの満足度は高い。流石!大メジャー・ブランド「ベル」のメイン・モルトだ!!
正直飲むのも久々だし、ショート・エイジなので期待して無かった分美味しく感じたのかも知れないが、12年熟成ながら複雑さも多少あるし、飲み終わるまでの変化が少しは感じれる。10数年前のボトリングなのでリリースされたばかりの物とは大分違いがあるかも知れないが、このブレア・アソール自体には悪い印象が全く無い。
現在国内で見かけるオフィシャルは、花と動物12年、200年記念エディション 、レア・モルト・セレクションなど。ボトラー関係は余り多くは無いものの数種類は入手可能。海外のショップだと10種以上ラインナップしている所もあり、チョイスする楽しみがあるので、思い切って個人輸入しても良いかも?ま・・でも、そこまで思い入れのある人は居ないかも知れません(笑)。
2007年08月09日
【B】 BEN NEVIS / ベン・ネヴィス
ハイランド地区B
【B】 BEN NEVIS / ベン・ネヴィス
●ウェブ・サイト・・・・http://www.bennevisdistillery.com/ http://www.nikka.com/
●所在地・・・・・・・・Loch Bridge, Fort William, Inverness-shir
●創立・・・・・・・・・1825年
●所有者・・・・・・・・The Nikka Whisky Distilling Ltd (Asahi Breweries Ltd)
●発酵槽・・・・・・・・ステンレス×6基
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・・オルト・ナ・ヴーリン川
●ブレンド銘柄
ベン・ネヴィス
ロング・ジョン
*ベン・ネヴィスはそのものズバリ!良く見て買わないとシングル・モルトと間違ってしまうかも・・?また、ロング・ジョンも有名なのでご存知かと思うが、ベン・ネヴィスの創設者ジョン・マクドナルドの愛称を付けた銘柄だが、現在他社の製品なので関連は薄く、ブレンドされているかも定かでは無いが、一応メイン・モルトの1つだと紹介はされている。
【ティスティング No.72】
ベン・ネヴィス 12年熟成 1984-1997 63.8% ミルロイズ詰め
【色】
黒味の差した黄褐色。(チャート1.4~1.5)
【香り】
オロロソ、古漬け、カラメル、ハーブ、アニス。酒精が強いので香り立ちが凄い。
【味、フィニッシュ】
非常にウッディ。カラメルの様な甘さとタンニンのバランス。シェリーっぽさとハーブのニュアンス。アフターは長く、渋みと旨みを相互に感じる。さほど複雑では無い。
【総評】
額面程の強さは感じないが、それでもかなり強力なシングル・モルト。12年程度の熟成なので、複雑さも変化も余り無いが、若いシェリー物と言う点だけで見れば、まあまあ良い出来だと言って良いかも?
ベン・ネヴィスはニッカ・ウヰスキーの持ち物な割りには、日本で今1つメジャーでは無いのが不思議なのだが、シングル・モルト全盛の今だったら、もう少しテコ入れすればメジャー入りも夢では無いと思う。
ストック量もまず問題無いだろうし、お抱えのブレンダーも世界一を送り出した程のテクニックや経験があるので、是非ともスコットランドにて樽の選定をやって頂き、リミテッド商品をラインナップに加え、更なるベン・ネヴィスを表現することも可能だろう。無論、現地のスタッフは無視出来ないだろうが、あくまで日本だけのことを考えると「世界一を送り出した○○が選定したベン・ネヴィス!!」とでも、うたい文句にすれば、絶対売り手市場だと思うがな~。
現在、日本で買えるオフィシャルは10年のみ。少し前なら稀に長熟のものも見かけたが、もうほとんど在庫していないだろう。ボトラー関係は余り多い方では無いが流通しているので、探せば色々あるかも知れない。好き嫌いは別として、かつてベン・ネヴィスで蒸留していたグレーンなどはレアだとは思いますよ!!
2007年08月08日
【B】 BANFF / バンフ
ハイランド地区B
【B】 BANFF / バンフ
●ウェブ・サイト・・・・なし
●所在地・・・・・・・・Inverboyndie, Banffshire
●創立・・・・・・・・・1863年
●閉鎖・・・・・・・・・1983年
●所有者・・・・・・・・Diageo Moet Hennessy (旧UDV社)
●発酵槽・・・・・・・・?×?基
●蒸留器・・・・・・・・初留×3基 再留×3基
●仕込み水・・・・・・・フィスケイドリー農場の泉
●ブレンド銘柄
スレイター
ロジャー・ブレンド
*バンフがブレンドされたブレンデッド・ウイスキーは、上記2つがモルト・ウイスキー大全に記載されているものの詳細は不明。綴りが合っていれば「Slater, Roger & Co. Ltd.」という会社がバンフと関係ありそうなので、その辺りから探って行くしか無さそうだ。
【ティスティング No.71】
バンフ 35年熟成 1966-2001 46.4% ダグラス・レイン詰め
Sherry Cask, Cask Strength, This bottle is one of 192 bottles
【色】
琥珀色。(チャート0.7~0.8)
【香り】
なめし皮、セメダイン、リンゴや洋梨系のフルーツ、アモンティラード、キャラメル、シナモンなど色々。言葉にすることがチープに思えるほど複雑で素晴らしい香り。
【味、フィニッシュ】
濃いバニラ、熟したフルーツ、辛く無いスパイス、レザーのような雰囲気から柔らかめのタンニン。長熟ラムのような酸を帯びた味わいなので非常にスムース。余韻も非常に長くバランスの良いフィニッシュ。
【総評】
素晴らしいとしか形容出来ない!!完全に熟成したウイスキーの典型。これまで飲んだバンフの中では傑出した出来の1本。これが口に合わない方がいたら、その方には2度とウイスキーを勧めないだろう(笑)。
シェリー・カスクと言ってもコテコテでは無く、恐らくセカンド、もしくはオロロソでは無い樽。長熟によるあらゆる要素を含んだウイスキーで、濃く、優しく、とても複雑。ウイスキー・ラヴァーならしばらくは沈黙することでしょう!!
こういうウイスキーがあると閉鎖されたのが惜しくなってしまうのだが、正直、「閉鎖されてもしかたないな・・」というものもあるので、「バンフ=美味い」と、言う訳ではありません。
「RARE MALT SELECTION」以外では、オフィシャル・ボトルとして販売されたことが無いのですが、現在も色々なボトラーからリリースされているので、閉鎖より20数年経ってますが見つけることは容易に可能。
ちなみにこのボトルのラベルにはスペイサイドという表記があり、色んな本を読んでいたら分かると思いますが、区域分けの曖昧な場所に蒸留所があったことが良く分かるかと思う。
2007年08月07日
【B】 BALBLAIR / バルブレア
ハイランド地区B
【B】 BALBLAIR / バルブレア
●ウェブ・サイト・・・・http://www.balblairdistillery.com/
●所在地・・・・・・・・Edderton, Tain, Ross-shire
●創立・・・・・・・・・1790年
●所有者・・・・・・・・Inver House Distillers Ltd.
●発酵槽・・・・・・・・オレゴン松×6基
●蒸留器・・・・・・・・初留×1基 再留×2基(稼動している再留器は1基)
●仕込み水・・・・・・・オルト・ドレッグ川
●ブレンド銘柄
バランタイン
インバー・ハウス
*1996年、アライド・ディスティラーズ社からインバー・ハウス・ディスティラーズ社へ移行後に入手しやすくなった蒸留所。かつて、バランタイン17年の魔法の7柱とされていたが、蒸留所が他社に移った為、恐らくアードベッグがラフロイグに取って代わったと同じように、バルブレアも何かに代わるような気がする。ま、当然と言えば当然、他社のウイスキーの宣伝はしませんよね(笑)。
【ティスティング No.70】
バルブレア 10年熟成 40% ゴードン・アンド・マックファイル詰め
Gordon and Macphail Original Label, 90's Rotation
【色】
ゴールド。琥珀の手前位(チャート0.5~0.6)
【香り】
レザー、溶剤、カラメル、ゴム、バニラ、シナモン、葡萄パン。10年熟成とは思えない複雑さ。
【味、フィニッシュ】
これまた10年熟成とは思えない複雑さ。シナモンを始めとするスパイスの折り重なり。バニラと上物シガーのような味わいと余韻。良いバランスでタンニンが存在しており骨太感を演出している。アフターはことのほか長く、パンのような甘みとレーズンに近いカラメルが続く。タンニンは邪魔しない。
【総評】
現在のものは分かりませんが、このG&Mは良いです!!長熟のものを数パーセントバッティングしているんじゃないか?と、疑う位複雑な味わい。特に、カスク・ストレングスに慣れて無い方には王道的シングル・モルトの1本として超お勧めです!!
少し前の話ですが、オフィシャル商品で高い評価を受け話題になり、その後気を良くしたのか長熟物のリミテッド・リリースが現在も続いている。
オフィシャルのラインナップは豊富で、ノン・エイジから40年近い商品まであるし、ボトラー物もショート・エイジから超ロング・エイジまで幅広く、バルブレアを題材に研究しても、物には困らないし、楽しみ方も多岐にわたることだろう。
2007年08月05日
【A】 ARDMORE / アードモア
ハイランド地区A
【A】 ARDMORE / アードモア
●ウェブ・サイト・・・・なし http://www.teacherswhisky.com/ http://www.fortunebrands.com/
●所在地・・・・・・・・Kennethmont, Huntly, Aberdeenshire
●創立・・・・・・・・・1898年
●所有者・・・・・・・・Fortune Brands Inc.
●発酵槽・・・・・・・・オレゴン松×14基
●蒸留器・・・・・・・・初留×4基 再留×4基
●仕込み水・・・・・・・ノッカンディー・ヒルの14の泉
●ブレンド銘柄
バランタイン
ティーチャーズ
*2005年という割と近年にフォーチューン・ブランズ社により買収された経緯があることから、現在ブレンドされているか否かは分からない。
しかし、創始者ウイリアム・ティーチャーの息子により建設された蒸留所なので、どんな所有者であろうがティーチャーズのメイン・モルトから外れることは恐らく無いだろう。バランタインは前所有者のアライド・ディスティラーズ社のブランドであるが、アードモアの原酒ごと売ったのか、確保しているのかが分からないので何とも言えない。
【ティスティング No.69】
アードモア 20年熟成 1968-1989 58.4% シグナトリー詰め
Bottle No.395 of 600
【色】
銅色。(チャート1.0前後)
【香り】
カラメル、オールド・シェリー、バニラ、奥に畳のような草の香り。香り高くは無く穏やかな印象。
【味、フィニッシュ】
シャープでスパイシーな辛さがあるものの、濃くは無いがシェリーのニュアンスが強い。ヒリヒリとしたジンジャーとカラメルのような甘さ、続いてチョコレートやコーヒー、バニラへ変化し、遅れてタンニンへ落ち着く。良い感じに切れ上がるので、アフターは一旦短いように思えるが、なおもスパイシーさとカラメルが続く。
【総評】
香りと味わいのギャップが面白いシングル・モルト。一見穏やかなのだが、口を付けた途端に別のステージへ連れて行ってくれる。
スパイスからシェリーへ、そしてまたスパイスへ・・、クルリと変わる変化はお見事!!嫌味など全く無く、ドライでありながらシェリーがやって来るというモルトは、私も余り飲んで無いような気がする。
アードモアと言えば!・・といって思い出すようなことは余り無いのだが(笑)、私位の年齢だと、恐らくほとんどの人がG&Mの物位しか知らないと思う。オフィシャルも過去ありはしたみたいだが、当時でもそれ相当な探し方をしなければ日本で入手することは少なかったはずだ。
現在、余り長熟なものは少ないが、新旧ボトラーより入手可能なので、そちらを飲むしか無いだろう。たまにオークションなどでオフィシャルを見かけるが、当然「ほぉ~!」って言う値段ですので、思い入れが無い私の触手が動くことは多分これからも無いと思う。
2007年08月03日
【A】 ABERFELDY / アバフェルディ
ハイランド地区A
【A】 ABERFELDY / アバフェルディ
●ウェブ・サイト・・・・http://www.dewars.co.uk http://www.dewarsscotch.com/
●所在地・・・・・・・・Aberlfeldy, Perthshire
●創立・・・・・・・・・1896年
●所有者・・・・・・・・John Dewar & Sons Ltd (Bacardi Ltd.)
●発酵槽・・・・・・・・オレゴン松×6基
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・・ピティリー川
●ブレンド銘柄
デュワーズ
ブラック&ホワイト
*アバフェルディ蒸留所はジョン・デュワー&サンズ社が1896年に操業した蒸留所で、デュワーズとは今も関係が深いメイン・モルトの1つ。ブラック&ホワイトは、1920年代以降のDCL、UD社時代にブレンドされ始めたのだろうと思われる。1998年、バカルディ社買収後のブレンドについては分かりかねるが、少なくともデュワーズへのブレンドだけは続けられているだろう。
【ティスティング No.68】
アバフェルディ 15年熟成 花と動物(Flora & Fauna)43% 旧UD社詰め
90's Rotation
【色】
薄いゴールド。(チャート0.3~0.4)
【香り】
バニラ、カラメル、除光液、蜂蜜とナッツ、少~しカナブン臭。
【味、フィニッシュ】
蜂蜜のような甘さがしっかりしていて見た目より線が太い。クリーミィで滑らか。バニラやナッツのニュアンスに柔らか目のタンニン。アフターは思った通り、ほどほどな長さ。嫌味が無い。
【総評】
花と動物シリーズでは長めの熟成で、バランスが良くそこそこ満足感がある1本。今回のボトルは丁度10年位前のボトリングで、味わいの上でのまとまりが出て来た所だと察する。
程々のボディに分かりやすい味の構成、ん~、良く出来たウイスキーでこれと言った文句も無いので、逆にコメントし辛い(笑)。イメージだけなら、往年のデュワーズを濃くしたような味わいと言えば分かりやすいのかも知れません。
バカルディ社へ移行後のボトルはまだ飲んで無いので何とも言いようが無いのだが、ブレンデッド・ウイスキーのトップ・ブランドであるデュワーズの原酒たる味わいは期待したいものだ。
ボトラー関係も程々リリースされているので比較試飲の楽しみもあるでしょう。恐らく探せば「キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!」って感じの物もありそうな予感がする蒸留所の1つです。
2007年08月01日
【B】 BEN WYVIS / ベン・ウィヴィス
リクエストNo.10
ハイランド地区B
【B】 BEN WYVIS / ベン・ウィヴィス
●ウェブ・サイト・・・・なし
●所在地・・・・・・・・Invergordon, Ross-shire
●創立・・・・・・・・・1965年
●閉鎖・・・・・・・・・1977年
●所有者・・・・・・・・Invergordon Distillers Ltd
●発酵槽・・・・・・・・鋳鉄×6基
●蒸留器・・・・・・・・初留×1基 再留×1基
●仕込み水・・・・・・・カッスル・ドビーの泉
●ブレンド銘柄
ホワイト&マッカイ
*ホワイト&マッカイ・グループによるインバーゴードン・ディスティラーズ社の買収は1993年なので、ブレンドされているにしても期間は短いと思われる。
インバーゴードン・ディスティラーズ社としてのブレンデッドは数多く、タムナヴーリンの項を見て欲しいが、ほとんどシングル・モルトとしてのリリースも無いことからも、ブレンドされている可能性としては60年代後半から80年代の物が高いだろう。
シングル・モルトは1974年に1樽分だけUS向けがリリースされたらしいが、2000年のシグナトリーを筆頭に、蒸留所詰めの物が数回リリースされたことの方が皆さんご存知だろうと思う。
ちなみに同時期、確か10年物のベン・ウィヴィスがリリースされたことがあるが、当然名前だけの偽者なので、物議を引き起こしたことも記憶に新しい。しかし現在、超レア物として扱われているらしく、目ん玉が飛び出すような価格になっているのは驚きだ!「あ~・・、あの時、買ってればな~・・。」と、思わなくは無いですな~。(笑)
【ティスティング No.67】
ベン・ウィヴィス 27年熟成 1972年蒸留 43% 蒸留所詰め
The Final Resurrection, Bottle Number 013 of 471, Cask Number 744/1058/1059
【色】
ゴールド。(チャート0.4~0.5)
【香り】
プラムやパイナップル、バニラ、ある種の花、少しワックス。フルーティ&フローラルな印象。
【味、フィニッシュ】
ほぼ香りと同様な味わい。長熟らしくタンニンは割合しっかりしている。他にはナッツ、少しスパイス。柔らかくソフトな切れ上がりでプラムとバニラのニュアンスが心地良い。アフター・フレーバーは短くも無いが、熟成年数を考えると長くも無いだろう。
【総評】
フルーティでしっかりしたウイスキー。価格を考えなければ素直に美味しいと言える。が、しかし・・・、正直コメントし辛いモルト・ウイスキー筆頭だ!!
恐らく特徴はあると思うが、しいて特筆する程のことでは無い。主張が少なくコンパクトにまとまった味わい。いや、もう普通~に美味しいとしか言いようが無い!!
もし飲もうっていう人が居るなら多大な期待はしない方が無難。また、カスク・ストレングスのバージョンがあればそちらを飲んだ方が良いのかも知れません。
ボトラー関係は確かシグナトリーからの3樽分(600本は無いと思う)のみ。ディスティラー詰めは数回リリースはあるが2000本は無いでしょう。比較する楽しみは、お金持ちか、末期のモルト・ジャンキー(笑)にのみ与えられる特権かと思う。
ちなみに、1879年から1926年まで操業していた同名の蒸留所(1893年に「Ferintosh」と名前が変更)とは別の蒸留所です。







