ウスケバ・ロゴ ウスケバ・ロゴ ウイスキー造りに欠かすことの出来ない「水」そして「樹」。自然の力が生み出す「生命の水」。

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お酒をこよなく愛する現役のプロ・バーテンダーです。 素晴らしいお酒は沢山あれど、スコッチ・シングル・モルトの世界観は、歴史、製法、味わいに至るまで幅が広く、他の追随を許さぬ面白さがあると確信してます。 ティスティング・ノートは、あくまで私の主観で書いてますので、丸っきり信じるのはタブーです。「こういう風に感じる人も居るんだ」とか、「私は違う!」など議論したり、少しでも興味持って頂くことを目的にしています。
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2009年04月08日

【T】 TOBERMORY / トバモリー



インナー・ヘブリディーズ諸島・マル島T

【T】TOBERMORY / トバモリー

●ウェブ・サイト・・・・http://www.tobermorymalt.com/ http://www.burnstewartdistillers.com/
●所在地・・・・・・・・Tobermory, Isle of Mull
●創立・・・・・・・・・1798年
●所有者・・・・・・・・Burn Stewart Distillers Ltd.
●発酵槽・・・・・・・・オレゴン松×8基
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・・ミニッシュ湖とそばの小さな湖
●ブレンド銘柄

バークレイ
ブラック・プリンス
バーバリー
ジ・エグゼック
オールド・マル
ロバート・バーンズ

*ほとんどが親会社所有の銘柄だが、なぜか一番関係深そうなオールド・マルだけが他社(ホワイト&マッカイ)のブランドだ。

ま、マル島を名乗ってるウイスキーに、ブレンドされてないってことは無いだろうが、地名を名乗るブレンデッド・ウイスキーって、親会社次第でそのうち消えそうな気がしますね。

ちなみに、親会社のバーン・スチュワート社は、ディーンストン蒸留所、トバモリー蒸留所、ブナハーブン蒸留所を所有しており、ブレンデッドも多くの銘柄を手がけているので、上記ブレンデッド以外にもブレンドされている銘柄は以外に多いかも知れません。

【ティスティング No.119】

トバモリー No Age 40% 蒸留所詰め
90's Rotation

【色】
ゴールド。(チャート0.3~0.4)

【香り】
麦わら、注射液、ニュー・スピリッツ、バニラを伴う甘み。若い原酒である要素は多いが、甘い香りが強め。

【味、フィニッシュ】
複雑さは無いが、麦の香ばしさと強い甘みが特徴的で、香り程若さを感じない。無論、よくよく味わえば若さゆえの要素もあるが、意外に引っ掛かりのの無い喉越しを楽しめる。やがて、ほのかなタンニンが現われ、再び香ばしさと共にフィニッシュを迎える。アフターは長くは無いが、麦と樽の心地良い旨味が残る。

【総評】
今となっては珍しい、年数表記の無いトバモリー。正直香りを嗅いだ時点では、麦わら全開の素っ気ない味わいを予想したのだが、マイナス要因を打ち消すことの出来る「香ばしさと強めの甘み」を持ってるウイスキーで、良い意味で裏切られる1本。恐らくはヴァッティングの勝利といった所だろうが、これで香りが良かったら(隠れた)ヒット商品となる可能性大だと思う。

ま、裏切られたからこその意見かも知れませんが、香りと味わいのギャップは間違い無く楽しめるので、ショート・エイジの比較試飲する際には、存在感を示せられるかも知れません。

蒸留所詰めのラインナップは、つい最近まで10年のみだったが、15年、少量のリミテッド物もリリースされ、同蒸留所のピーテッド・モルトであるレダイグを入れれば、以前と較べたら格段に楽しみの幅が広がったと思います。

ボトラー関係は、以前からそれなりに面白い商品がリリースされていますが、人気が低いのか、割と動きも緩やかなので、探せば驚く様な物も眠ってるかも知れません。

ちなみに、親会社であるバーン・スチュワート社のHPを見ると、レダイグを冒頭のバナーにしているので、今後プッシュして行く可能性もあるかもです。

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Posted by The Whisky Bar at 04:15Comments(0)TrackBack(0)アイランズ

2009年04月03日

【S】 SCAPA / スキャパ



オークニー諸島・メイン・ランド島S

【S】SCAPA / スキャパ

●ウェブ・サイト・・・・http://www.scapamalt.com/
●所在地・・・・・・・・St Ola, Kirkwall, Orkney
●創立・・・・・・・・・1885年
●所有者・・・・・・・・Allied Distillers Ltd.(Pernod Ricard S.A.)
●発酵槽・・・・・・・・ステンレス×6基
●蒸留器・・・・・・・・初留×1基 再留×1基
●仕込み水・・・・・・・リングロ川と周辺の泉
●ブレンド銘柄

アンバサダー
バランタイン

*上記ブレンデッドはアライド・ディスティラーズ社系の銘柄なので、恐らく現在もブレンドされているでしょう。また、スキャパはバランタインの「魔法の7柱」の1つとしても有名。公表されてませんが同系列のオールド・スマグラーにもブレンドされている可能性はあると思います。

【ティスティング No.118】

スキャパ 12年熟成 40% 蒸留所詰め
00's Rotation

【色】
濃いゴールド(チャート0.5~0.6)

【香り】
バニラ、シリアル、洋なしのリキュール、蜂蜜、アニス。少々フルーティ(パイナップル?)な酸も感じ、この手のウイスキーにしては香り高い。

【味、フィニッシュ】
麦わら、シリアル、バニラ、僅かにタンニン。塩を少し感じるが、甘さは程々。香ばしさと共にややスパイシーなイメージで切れ上がる。アフターは差程長くはない。

【総評】
香りはローモンド・スティル使用原酒だけあり、ねっとりとした物を予感させるが、味わいは案外素っ気ないもので、我々がトキメク様な「コレ」っていうものは残念ながら無い。

しかし、2000年以降リリースされたスタンダード・クラスのウイスキーにしては面白みがあると思うので、他銘柄や同蒸留所の比較試飲などには面白い存在だと思われる。

現在リリースされているものは14年物+α位で、蒸留所詰めのバリエーションは少ないが、色々なボトラーから多種多様にリリースされているので、比較するには困らないでしょう。ただ、30年前後のロング・エイジをまず見かけないので、驚くようなビッグ・スキャパに出合うことは少ないかも知れません。

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Posted by The Whisky Bar at 06:51Comments(3)TrackBack(0)アイランズ