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お酒をこよなく愛する現役のプロ・バーテンダーです。 素晴らしいお酒は沢山あれど、スコッチ・シングル・モルトの世界観は、歴史、製法、味わいに至るまで幅が広く、他の追随を許さぬ面白さがあると確信してます。 ティスティング・ノートは、あくまで私の主観で書いてますので、丸っきり信じるのはタブーです。「こういう風に感じる人も居るんだ」とか、「私は違う!」など議論したり、少しでも興味持って頂くことを目的にしています。
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2007年06月26日

【G】 GLEN GRANT / グレン・グラント



スペイサイド地区G

【G】 GLEN GRANT / グレン・グラント

●ウェブ・サイト・・・・なし
●所在地・・・・・・・・Rothes, Morayshire
●創立・・・・・・・・・1836年
●所有者・・・・・・・・Davide Campari-Milano S.p.A
●発酵槽・・・・・・・・オレゴン松×10基
●蒸留器・・・・・・・・初留×4基 再留×4基
●仕込み水・・・・・・・グレン・グラント川
●ブレンド銘柄

クィーン・アン
サムシング・スペシャル
シーバス・リーガル
100パイパーズ
パスポート
シンジケート 58/6

*シンジケート以外はシーグラム系ブレンデッド・ウイスキー。クィーン・アンは2~30年前のものなら国内購入可能。しかし、オールド・ボトルの魅力やリスクが分かっているなら良いが、価格面から考えると、上級品のサムシング・スペシャルで十分だとは思う。2006年にオーナーが変わった為、上記ブレンデッド・ウイスキーに何かしら影響はあるかも?

【ティスティング No.36】

グレン・グラント 10年熟成 43% 蒸留所詰め
Square Bottle, 90's Rotation

【色】
薄いゴールド(チャート0.3)

【香り】
麦芽、少し藁、薄っすらと蜂蜜。クリーミーなイメージ。

【味、フィニッシュ】
青みが残った草、バニラの甘み。タンニンはほとんど感じない。嫌味が全く無く、非常にソフト・タッチなウイスキー。

【総評】
残念ながら保存ミスで少しアルコールの飛びを感じる。しかし、不思議に味わいは良好過ぎる位に良好。すでに1匙ほど水を落としたようになってるので、これはストレート以外ではお勧め出来ないが、これならゴクゴク飲めてしまうだろう(笑)。

オフィシャルの若いものは、ざらつきのある藁っぽさを感じるが、今回のものはクリーミーで甘みがあり、優等生なグレン・グラントが楽しめる。

ボトラーのシェリー物や長期熟成物も確かに良いが、たまには若いこういうグラントも飲んで欲しいものだ。

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この記事へのコメント
>ウイスキー様
私はシェリーカスクの Glen Grant が好きです
ちょっとまったりしすぎる感もありますが、あたたかさを持っているような気がします
ちょっと疲れた時には シェリーカスクの Glen Grant はいいですよ(^^)
でも、若い Glen Grant も試してみようと思います
Posted by モルト大好き at 2007年06月26日 23:29
>ウイスキーさま

いつもほんとにお手本のようなテイスティングコメント、すばらしいです!!

サムシングスペシャルは大好きなブレンデッドです(ソーダ割りにしますが・・)
Posted by DEKACHO at 2007年06月27日 00:46
私はギリー、キャパド、昔のゲラヒとか並んで特徴の稲科青草の香味が苦手で有名銘柄では言う程は飲んでない感じがします。その中でもシェリー樽は幾度か飲みましたが、美味しくは飲んだ記憶はありますが激当たりは引いた記憶が無いです。悪くは無いですが、シェリー樽との風味の相乗効果は?に思ってしまいます。確かに美味しいのですが・・・。
Posted by 赤枝騎士 at 2007年06月27日 02:00
カキコサンクスです!!

総評に書いてるように、皆様が飲まれているような良好なウイスキーでは無いので「テイスティング・ノートにはどうかな~?」と思い、変更も考えましたが、こういう物の評価は誰もやらないだろうし、面白いかと思い、あえて掲載してみました。同じボトルでも味わいに違いがあると思いますので、その辺りはご了承下さいませ。

>モルト大好きさん

シェリーのグラントでは確か31年だったと思うが、ウイスキー・エクスチェンジの物が良かった記憶があります(とっととお客さんに飲まれちゃいました)。

しかし、最近のダークなグラントはちょっと渋いものが多くないですかね?もちろん私が飲んだ範疇の話しですが、ど~もピークを超えたものばかりのような気がします。

って言うか、ま、グラントに限らず、ダーク系の30年オーバーだと、それなりのリスクもあるし、覚悟は必要ですね!

最近のリリースで、何か出物はありますかね~?誰か教えて下さい!!

DEKACHOさん

素晴らしいなんて、そんな・・!(汗)

このテイスティングは、自分の為、またはウチの店の為にやってるようなもので、実は公開することにしたのも途中でやめないようにと思ってのことです(笑)。

もちろん、ここを見た人が興味を持ったり、「飲みんで見たいな~。」なんて思って頂ければ嬉しいし、何よりですが、実際は私のデータ作りの一環でやっているだけですよ。

ま、とりあえず全蒸留所制覇頑張ります!!

>赤枝騎士さん

私が思うに、特にファーストのシェリー樽っていうのは、良いも悪いも、蒸留所の個性を覆い隠す所があるので、元々個性の弱いものはどれもこれも似たような味わいになりがちですし、相乗効果などは余り期待出来ないかと思います。

確かに素晴らしい味わいの物も数少なくはありますが、私的にはリフィルの20年から30年位の物がシングル・モルトの美味しさ、または醍醐味を表現しているように思えます。

また、現在のようにボトラーが乱立すると、1つの樽をシェアしてるようなものも有りますし、価格高騰により良い樽も使い辛いでしょうし、ウイスキーの確保も難しくなって行くかと思われますので、我々が口に出来るもので本当の「当たり!」っていうのは、益々少なくなって行くような気がしてます。

案外本物のモルト・ラヴァー達は、そのうち信頼性があるオフィシャルに戻って行くのかも知れませんね。

ちなみにシェリー物だと、クリアー・ボトル、サマローリの1979-1998が美味しかったですよ!!
Posted by The Whisky Bar at 2007年06月27日 02:53
>ウイスキー様
私は幸いなことに渋いものには当たってません
改めて飲み直してみようかなぁ
でも、せっかくいい印象なのでそのままにしておいた方がいいかもしれませんね(^^;;
Posted by モルト大好き at 2007年06月27日 22:29