ウスケバ・ロゴ ウスケバ・ロゴ ウイスキー造りに欠かすことの出来ない「水」そして「樹」。自然の力が生み出す「生命の水」。

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お酒をこよなく愛する現役のプロ・バーテンダーです。 素晴らしいお酒は沢山あれど、スコッチ・シングル・モルトの世界観は、歴史、製法、味わいに至るまで幅が広く、他の追随を許さぬ面白さがあると確信してます。 ティスティング・ノートは、あくまで私の主観で書いてますので、丸っきり信じるのはタブーです。「こういう風に感じる人も居るんだ」とか、「私は違う!」など議論したり、少しでも興味持って頂くことを目的にしています。
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2007年07月07日

【I】 INCHGOWER / インチガワー



スペイサイド地区I

【I】 INCHGOWER / インチガワー

●ウェブ・サイト・・・・なし http://www.diageo.com/ http://www.singlemalt.jp/
●所在地・・・・・・・・Buckie, Banffshire
●創立・・・・・・・・・1871年
●所有者・・・・・・・・Diageo Moet Hennessy (旧UDV社)
●発酵槽・・・・・・・・オレゴン松×?基
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・・メンダフ・ヒルズの泉
●ブレンド銘柄

ベル
シンジケート 58/6 など

*1930年代半ば頃にアーサー・ベル&サンズにより買収。現在も全世界に向け販路があるウイスキー「ベル」の主要な原酒だ。

【ティスティング No.45】

インチガワー 19年熟成 1977-1997 55% ケイデンヘッド詰め
Cadenhead Authentic Collection 90's Sherrywood Matured

【色】
マホガニー。黒の入った濃いオレンジ。(チャート1.4~1.5)

【香り】
焦がした砂糖、漬物、レザー、溶剤、ナッツ。古いシェリー物の宿命的変化が嗅ぎ取れる。

【味、フィニッシュ】
バニラ、カラメル、タンニンのバランス。太く濃厚だが熱くドライな顔もある。アフターは長く、古いデメララ・ラムの感じとタンニンへ到着。終わりの終わりにレーズンを感じる。これは良い!!

【総評】
今回のインチガワーは残りが少ない為か、すでに味わいがオールド・ボトル化している。味わいは抜群だが、香りの方に躊躇に見て取れるので、ファースト・コンタクトの場合、人によっては良い印象では無いかも知れない。

私はこう言う現象もシングル・モルトの面白さや醍醐味だと思っているので、カスク・ストレングスの場合に限り少ない量でも売り切ったりしないのだが、通常は早く飲むに越した事は無い。

保存には、パラフィルム、不活性ガス、空調管理と、これでも最大限は気を付けているんだが、何年も在庫すると、どんなに努力しても逃れられない宿命なので、「今!!」っていうベスト・コンディションでお客様に出せることは「滅多やたらには無い!」と言わざるを得ません。

しかし、「今!!」っていうものに当たった時は痺れますし、生きてて良かったレベルのものに変化することもあります。

5年、10年、20年と、自分で育てるっていう、そういう見方って面白くないでしょうか?

少なくとも飲み手としての私は、最高、至高のホビーだと思っていますが、バーテンダーとしては「仕事じゃ無かったらもっと楽しいのに!!」と、思わないこともないです(笑)。

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この記事へのコメント
>ウイスキー様
Inchgower は確かSMWSに入会して間もない頃に購入して飲んだ記憶があります
その時に「しっかりした骨太のお酒」だと思いました
その印象はいまもかわることなく続いています

それはそうと、熊本の方は大変ですが、大牟田は大丈夫ですか?
何事もありませんように
Posted by モルト大好き at 2007年07月07日 08:40
カキコサンクスです!!

インチガワーは、大まかには骨格がしっかりしたウイスキーですね!

現在の花と動物シリーズは飲んでませんが、色調から言うと多少は痩せた感じでしょうか?以前のボトルは、ダフタウン、ブレアアソールと同じように、若くてもしっかりとした味わいがありましたね~。

*追伸 

熊本は大変だったみたいですが、ここ大牟田は平和なものでした。ご心配有り難う御座います!!
Posted by The Whisky Bar at 2007年07月07日 22:19