ウスケバ・ロゴ ウスケバ・ロゴ ウイスキー造りに欠かすことの出来ない「水」そして「樹」。自然の力が生み出す「生命の水」。

プロフィール
The Whisky Bar
The Whisky Bar
お酒をこよなく愛する現役のプロ・バーテンダーです。 素晴らしいお酒は沢山あれど、スコッチ・シングル・モルトの世界観は、歴史、製法、味わいに至るまで幅が広く、他の追随を許さぬ面白さがあると確信してます。 ティスティング・ノートは、あくまで私の主観で書いてますので、丸っきり信じるのはタブーです。「こういう風に感じる人も居るんだ」とか、「私は違う!」など議論したり、少しでも興味持って頂くことを目的にしています。
アクセスカウンタ
QRコード
QRCODE
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。 解除は→こちら
現在の読者数 2人
オーナーへメッセージ

2007年07月17日

【M】 MACALLAN / マッカラン



スペイサイド地区M

【M】 MACALLAN / マッカラン

●ウェブ・サイト・・・・http://www.themacallan.com/ http://www.themacallan.jp/
●所在地・・・・・・・・Craigellachie, Banffshire
●創立・・・・・・・・・1824年
●所有者・・・・・・・・Highland Distillers Co plc
●発酵槽・・・・・・・・ステンレス×16基
●蒸留器・・・・・・・・初留×7基 再留×14基
●仕込み水・・・・・・・蒸留所下の5つの井戸水
●ブレンド銘柄

フェイマス・グラウス
タプローズ

*古くからトップ・ドレッシングとしてブレンダーの間では評価が高いと言われているマッカランだが、公表されているのはオーナー詰めのフェイマス・グラウスかタプローズ位なものだ。評価は下降気味だが、現在もシングル・モルトとして非常に人気が高い為、意外とブレンデッドへ供給する余裕が無いのかも知れない。

【ティスティング No.54】

マッカラン・グレンリヴェット 35年熟成 1940蒸留 43% ゴードン・アンド・マックファイル詰め
Gordon and Macphail Original Label, In Sherry Wood, For Italy, 70's Rotation

【色】
琥珀色。(チャート0.8~0.9)

【香り】
オールド・シェリー、レザー、樹脂、バニラ、カラメル、ピート、僅かに漬物臭。古いボトルだが素晴らしい香りに満ちてる。

【味、フィニッシュ】
腰のあるバニラとタンニン。スパイシーかつモルティ。シェリーは前面的では無くピートを連想する味わいが野性味を演出しているようだ。

【総評】
超メジャーなマッカランはベーシックな物を酷評しようかと思いましたが(笑)、どうせなら誰もやらないような物をと思い、スティルが6基しか無かった時代、それも2次大戦を過したウイスキーをチョイスしました。

案外見かけるのでご存知の方も多かろうと思いますが、マッカランはG&Mと非常に縁が深く、現在においてもアレだけ大きな文字でMACALLANと書いてあるボトルは他のボトラーじゃ考えられないでしょう。

今回のボトルは不穏な空気漂う1940年に蒸留されたもので、その後のマッカランの名声を勝ち得たスタイルとは全く違うカラーの味わい。

シェリーを軸とした複雑で濃厚な香りにピートの演出、シャープさやスレンダーさを併せ持つ飽きのこない味わいは、ザ・オールド・スペイサイドと言った印象がある。

マッカラン・フリークの方は60年代の物を良く勧められるが、なぜ60年代なのか分かる為にも4、50年代のマッカランも1度は飲んでみるべきだと私は考える。また、チャレンジする価値が十分あるウイスキーだと確信しています。

正し!ハッキリ言って別物なので、濃いシェリーのマッカランを連想すると期待外れになりかねません。あくまで「別物」としての認識を持って飲まれた方がベターだと思います。

人気ブログランキング【ブログの殿堂】

この記事へのトラックバックURL

この記事へのコメント
>ウイスキー様
噂には聞いていたピートの香る Macallan
このボトルも歴史の証人なのですね
機会があれば、そういう思いをしっかりと受け止めながら、飲みたいと思います
Posted by モルト大好き at 2007年07月17日 07:05
私の様な初心者の憧れのマッカランですね〜。(ノ_・。) 私は、せいぜい60年代末位しか飲んだことが無いです・・・。(>_<)
 マクファイルとの関係は有名ですものね〜。蒸溜所の樽が足りなくなるとマクファイルの熟成庫から返却してもらうと言う話も有るくらいに。
しかし、白州次郎宅の武相荘に空瓶が有る位、戦前から名声が有った蒸溜所ですからブレンドされた量は確かにどうなんでしょうね〜。ただ、昔のマッカランなら少量で効きそうですが・・・と、言うか、少量で効くからトップドレッシング?(^〜^)
Posted by 赤枝騎士 at 2007年07月17日 08:39
カキコサンクスです!!

最近のマッカランは、マッカランたる味がしないとお嘆きの貴兄もいらっしゃることでしょうけど、リミテッド商品にはまだ片鱗は残っているようです。

とはゆえ、そうそうなことでは手が出しにくいので、せいぜい18年位でお茶濁す訳ですが、ハッキリ言ってドライになったし、香りは鼻に付くしで、以前のマッカランを知っていたら、とてもじゃないけど買う気にはなりません。

しかし、マッカランって言うと、その辺歩いているオジサンでも知ってる位に認知されているので、リストからも外せないので、個人的には若干ジレンマを感じてしまう銘柄です。

マジで!せめて1980年ヴィンテージの味わいまで戻して貰いたい!!もしくはグラン・レゼルバの後継ボトルをリリースして頂きたいと強く思います。旧ボトルの30年にしても、あんな価格になってますが、正直70年代ヴィンテージの25年の方が絶対美味しいです!最近のボトルの形状もスタイリッシュと言ってますが俺は嫌いだし、アンバーなんてリキュールも俺は認めんし、買わんぞー!(*´д`)ハァハァ

・・・あ~、も~、なんか文句ばかりになってしまった(笑)。

色々と評価はあるかと思いますが、何時の時代も間違い無く美味しい物があるから「ザ・マッカラン」は支持されるとも言えるのでしょう。
Posted by The Whisky Bar at 2007年07月17日 22:53
え?アンバーは良いと思いますよ〜。現行の特徴であるちょいと引っかかる様なとこを巧く使ってるとことか。(^-^)/ 雷鳥さんの瓶でも良く表現されてますな〜。リキュールとしてはあの甘さは2割程減らして欲しいですが。(>_<) 唯一、認めないのはあの値段!ざけんじゃね〜、と叫びたく成りますね。(((゜д゜;)))
Posted by 赤枝プルトニーリキュールを買った騎士 at 2007年07月18日 02:16
近況のマッカランは、ヒネクレたボトラーズに注目中です。前回は、ポートフィニッシュを買ってみました。(^-^)/次は貴腐ワイン樽に注目中。f^_^; 同じ理由でハイランドパークも甘口ワインフィニッシュを買ってみました。('-^*)/
Posted by 赤枝騎士 at 2007年07月18日 02:22
>赤枝騎士さん

うん、全くその通り!「あの値段」です!!も、マッカランってブランド・ネーム使ってアコギな商売しているようで「ムッ」っとしてしまう。あの価格だったらソサエティのリキュール買った方が間違い無いと思うので、何て言われようが買いません(笑)。機会があれば1度位は飲んで見ると思いますが、一応プロのバーテンダーなので、内容を見ると「なんか作れそうだな~」なんて思ってしまいます。

それよりヒネクレたボトラーズ面白そうじゃないですか!ワイン樽は一歩間違うと「なんじゃコレ」みたいになるけど、「ビシッ」と、決まると、個性とフルーティさが良い感じになりますよね。ボウモアのクラレットなんか私は好きですよ。
Posted by The Whisky Bar at 2007年07月18日 03:27
>モルト大好き
クラレット・フィニッシュでいえば Rosebank も思ったよりよかったですよ
これは、カスク・ストレングスで飲む機会もあったので、それと比べると数段落ちますけど、少なくとも悪い方向へはいっていないように思います

アンバーに関しては、値段さえ下がればOKかなぁ
もともと、ショットバーのしめの一杯にリキュールをいただいて帰ることが多いので、モルトベースのリキュールがあるとうれしいですから(^^)
Posted by モルト大好き at 2007年07月18日 06:56