2007年07月25日
【S】 STRATHISLA / ストラスアイラ
スペイサイド地区S
【S】 STRATHISLA / ストラスアイラ
●ウェブ・サイト・・・・http://www.chivas.com/
●所在地・・・・・・・・Keith, Banffshire
●創立・・・・・・・・・1786年
●所有者・・・・・・・・Chivas Brothers Ltd.(Pernod Ricard S.A.)
●発酵槽・・・・・・・・オレゴン松×11基
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・・フォン・ブイエンの泉(The Broomhill Springとの表記もある)
●ブレンド銘柄
シーバス・リーガル
ロイヤル・サルート
100パイパーズ
ザ・マッカンガス
*ザ・マッカンガス以外は系列ブランドだが、シーバス・リーガルの新しいブランドの為に試作されたブレンデッドの復刻版的要素を持っている為、あながち無関係では無い。全て味わいの中心的に使用されているので、余程ブレンダーからの信頼が厚いのだろう。
【ティスティング No.61】
58.10(ストラスアイラ)33年熟成 1973-2006 51% S・M・W・S詰め
【色】
濃い琥珀色。(チャート0.9~1.1)
【香り】
クリーミーなバニラ、蜂蜜、火を通した杏やリンゴ、レーズン、ワックス、カラメル、奥にスペア・ミントの様なものも感じる。強く無いが複雑。
【味、フィニッシュ】
非常に甘く、バニラを主体とした焦がした木材。淡くナツメグやシナモンなどのスパイス。蜂蜜の甘さが続き、最後に一筋のスモーク。余韻は長くとても美味しいが、今1つ充足感に乏しい。シェリー・ホッグスヘッドからの物だが、こてこてのシェリーらしさは無い。
【総評】
バランス良過ぎて平坦な印象。柔らかく、長熟シングル・モルトらしいと言えばそうなんだが、印象が弱い為リピートし辛い1本かも知れない。
モルト・ラヴァーなら最初の1杯目から飲めそうな感じで、オフィシャルしか飲んだことが無い方へとか、初心者向けと言っても差し支え無いかも?
ストラスアイラは言わずと知れたシーバス・リーガル社系列のメイン・モルトなので、ボトラー物が少なくても良いような気がするが、関係が深いと言われているG&Mから多彩なボトリングがされているので、以外に多く見かけることだろう。また、他の新旧ボトラーズ・ブランドも結構好んでボトリングしているみたいなので「ストラスアイラ」だけでも相当な数がリリースされているはずだ。
また、グレン・キースの項でも触れたが、実験的にピートを炊き込み蒸留された「クレイグダフ」という銘柄は、本来ストラスアイラで蒸留したことになっている。しかし、現在シグナトリーからリリースされているクレイグダフは、事実上と言うか、多くのサイトでグレン・キースからとなっているので非常に府に落ちない。
この事態は両蒸留所の元マネージャーの発言で「グレン・キース=クレイグダフ」ということに落ち着いているのはもちろん存じてはいますが、私的にはいまだにスッキリしない事柄だ!!ちなみに、グレン・キースの実験モルトは「グレンアイラ」と言うれっきとした名前があり、同じくシグナトリーからリリースされているので、またまた混乱してしまう。
つまり、グレン・キースでしか実験していないということで、クレイグダフとグレンアイラは同じもの?もしくはフェノール値を変えたのか?・・・ん~、分からん!誰か~、ちゃんと説明してくれ~~い!!

この記事へのトラックバックURL
この記事へのコメント
う〜ん、この蒸溜所も90年代初期ローテのGM21の味とソリが合わなくて余り飲んでません。(^_^;) よく考えると私自身は、スペイサイドの多くの蒸溜所は色々飲みましたが、蒸溜所の数の割に余り記憶や魅力的に写って無いような気が・・・。f^_^;
Posted by 赤枝騎士 at 2007年07月25日 16:47
カキコサンクスです!!
多くのスペイサイド・モルトはバランスは良いものの、個性という面ではやや弱く、印象には残りにくいと言えそうですね。
しかし、ピークを迎えた味わいの物は、他の追随を許さぬ、多くの蒸留酒の中でもトップ・ランクの芳香を放つのがスペイサイド・モルトという印象も私にはあります。
最近スペイサイドでもやたらピーテッド物がデビューしていて、状況としては多様化しているし、面白いと思うが、シングル・モルトの楽しさである個性や地域性のことを考えると少しばかり疑問符があります。
無論、美味しければ何よりだし、「それはそれ」的な捉え方をしますが、皆さんはどう考えますかね~?
多くのスペイサイド・モルトはバランスは良いものの、個性という面ではやや弱く、印象には残りにくいと言えそうですね。
しかし、ピークを迎えた味わいの物は、他の追随を許さぬ、多くの蒸留酒の中でもトップ・ランクの芳香を放つのがスペイサイド・モルトという印象も私にはあります。
最近スペイサイドでもやたらピーテッド物がデビューしていて、状況としては多様化しているし、面白いと思うが、シングル・モルトの楽しさである個性や地域性のことを考えると少しばかり疑問符があります。
無論、美味しければ何よりだし、「それはそれ」的な捉え方をしますが、皆さんはどう考えますかね~?
Posted by The Whisky Bar at 2007年07月26日 01:03





