ウスケバ・ロゴ ウスケバ・ロゴ ウイスキー造りに欠かすことの出来ない「水」そして「樹」。自然の力が生み出す「生命の水」。

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お酒をこよなく愛する現役のプロ・バーテンダーです。 素晴らしいお酒は沢山あれど、スコッチ・シングル・モルトの世界観は、歴史、製法、味わいに至るまで幅が広く、他の追随を許さぬ面白さがあると確信してます。 ティスティング・ノートは、あくまで私の主観で書いてますので、丸っきり信じるのはタブーです。「こういう風に感じる人も居るんだ」とか、「私は違う!」など議論したり、少しでも興味持って頂くことを目的にしています。
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2007年08月08日

【B】 BANFF / バンフ



ハイランド地区B

【B】 BANFF / バンフ

●ウェブ・サイト・・・・なし
●所在地・・・・・・・・Inverboyndie, Banffshire
●創立・・・・・・・・・1863年
●閉鎖・・・・・・・・・1983年
●所有者・・・・・・・・Diageo Moet Hennessy (旧UDV社)
●発酵槽・・・・・・・・?×?基
●蒸留器・・・・・・・・初留×3基 再留×3基
●仕込み水・・・・・・・フィスケイドリー農場の泉
●ブレンド銘柄

スレイター
ロジャー・ブレンド

*バンフがブレンドされたブレンデッド・ウイスキーは、上記2つがモルト・ウイスキー大全に記載されているものの詳細は不明。綴りが合っていれば「Slater, Roger & Co. Ltd.」という会社がバンフと関係ありそうなので、その辺りから探って行くしか無さそうだ。

【ティスティング No.71】

バンフ 35年熟成 1966-2001 46.4% ダグラス・レイン詰め
Sherry Cask, Cask Strength, This bottle is one of 192 bottles

【色】
琥珀色。(チャート0.7~0.8)

【香り】
なめし皮、セメダイン、リンゴや洋梨系のフルーツ、アモンティラード、キャラメル、シナモンなど色々。言葉にすることがチープに思えるほど複雑で素晴らしい香り。

【味、フィニッシュ】
濃いバニラ、熟したフルーツ、辛く無いスパイス、レザーのような雰囲気から柔らかめのタンニン。長熟ラムのような酸を帯びた味わいなので非常にスムース。余韻も非常に長くバランスの良いフィニッシュ。

【総評】
素晴らしいとしか形容出来ない!!完全に熟成したウイスキーの典型。これまで飲んだバンフの中では傑出した出来の1本。これが口に合わない方がいたら、その方には2度とウイスキーを勧めないだろう(笑)。

シェリー・カスクと言ってもコテコテでは無く、恐らくセカンド、もしくはオロロソでは無い樽。長熟によるあらゆる要素を含んだウイスキーで、濃く、優しく、とても複雑。ウイスキー・ラヴァーならしばらくは沈黙することでしょう!!

こういうウイスキーがあると閉鎖されたのが惜しくなってしまうのだが、正直、「閉鎖されてもしかたないな・・」というものもあるので、「バンフ=美味い」と、言う訳ではありません。

「RARE MALT SELECTION」以外では、オフィシャル・ボトルとして販売されたことが無いのですが、現在も色々なボトラーからリリースされているので、閉鎖より20数年経ってますが見つけることは容易に可能。

ちなみにこのボトルのラベルにはスペイサイドという表記があり、色んな本を読んでいたら分かると思いますが、区域分けの曖昧な場所に蒸留所があったことが良く分かるかと思う。

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この記事へのコメント
>ウイスキーさま

バンフはよいものに当たることが多いです。

35年ものですか、うまそうですね
Posted by DEKACHO at 2007年08月08日 17:05
カキコサンクスです!!

ま、熟成年数はともかく、このバンフは相当なグレードの高さです。最近、レアレストのバンフを飲む機会があったのですけど、「美味い」とは思いましたが、ここまでの美味さでは無かった。やはりシングル・モルトにとっての60年代と言うのは特別な期間なのかも?などと、思ったりしました。
Posted by The Whisky Bar at 2007年08月08日 23:48