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The Whisky Bar
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お酒をこよなく愛する現役のプロ・バーテンダーです。 素晴らしいお酒は沢山あれど、スコッチ・シングル・モルトの世界観は、歴史、製法、味わいに至るまで幅が広く、他の追随を許さぬ面白さがあると確信してます。 ティスティング・ノートは、あくまで私の主観で書いてますので、丸っきり信じるのはタブーです。「こういう風に感じる人も居るんだ」とか、「私は違う!」など議論したり、少しでも興味持って頂くことを目的にしています。
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オーナーへメッセージ

2007年09月09日

【D】 DEANSTON / ディーンストン



ハイランド地区D

【D】 DEANSTON / ディーンストン

●ウェブ・サイト・・・・http://www.burnstewartdistillers.com/
●所在地・・・・・・・・Near Doune, Perthshire
●創立・・・・・・・・・1965年
●所有者・・・・・・・・Burn Stewart Distillers plc
●発酵槽・・・・・・・・ステンレス×8基
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・・ティス川
●ブレンド銘柄

バークレイ
ブラック・プリンス
バーバリー
ジ・エグゼック
ザ・マッカンガス
オールド・ロイヤル
ロイヤル・アスコット

*ザ・マッカンガス以外は同系列のブレンデッド・ウイスキー。上記には入れて無いが、バーン・スチュワートのサイトを開くと、「Scottish Leader」なるブレンデッドを現在大きくアピールしている。また、同銘柄にはハッキリとディーンストンとクレジットされているのでブレンドされていることは間違い無い。

オーナーのバーン・スチュワート社は1990年代初めより、ディーンストン蒸留所、トバモリー蒸留所、2003年にはブナハーブン蒸留所の買収に成功しているとても力のある会社。上記以外にも系列会社のブレンデッド・ウイスキーが存在するので、実際はもっと多い銘柄にブレンドされていると見ても良いのかも知れない。

あと、珍しくも解せないボトルとして、他社(インバーゴードン・ディスティラーズ社)の製品だが「フィンドレーター・マーロッジ(シングルorヴァッテッド)」は、ディーンストンがメインに採用されているらしい。

【ティスティング No.85】

ディーンストン 25年熟成 40% 蒸留所詰め

*最近まで使用されていたキュートな旧ボトル。

【色】
ゴールドから琥珀。(チャート0.6~0.7)

【香り】
バニラ、蜂蜜、レザー、ワックス、グレープ・フルーツの皮。優しく香る程度で少々藁っぽさも感じるが、気持ちの良い香り。

【味、フィニッシュ】
バニラの甘さとタンニンのバランス。ナツメグ、ハーブ、藁と来て、再びバニラ。25年熟成とは思えない軽さとスムースさ。余韻はボチボチ長く、最初に感じたタンニンは何処へ行ったのかバニラの余韻だけが残る。

【総評】
若いディーンストンの原酒よりは幾分マシだが、とても軽く、熟成年数以下に感じるモルト・ウイスキー。この分だと40年とか50年経たないとブチ切れた美味さにはならないような気がする。

とは言え、こういうモルト・ウイスキーはブレンデッド・ウイスキーに慣れた人には案外ウケが良かったり、昨日今日ウイスキーに触れるような方や、安価な国産ウイスキーのイメージでウイスキー嫌いになった人へはお勧めしやすかったりするので、バーのアイテムとしては重宝するタイプではある。

ま、こういった印象しか残らないシングル・モルトだが、相当量がブレンドされているらしくボトラーではほとんど見かけない銘柄。ゆえに、「これは!!」と、いう原酒にもほとんど出会う切欠が無いように思える。探せば有るとは思うが、通常のボトルがこんな感じだと中々触手が動かないのも事実だと言えよう。

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この記事へのコメント
そういえば、飲んだことないです(;^_^A 

WEの試験とかには「羊毛の紡績工場」だったということで結構見かける蒸留所だったのですが、肝心の本質的なものやテイスティングなどの情報が少なかったので、図らずとも手を付けていなかった蒸留所です。。 
どちらにしても、まずは飲んでみねば…
Posted by DEKACHO at 2007年09月09日 04:48
;;;;(;・・)ゞウーン 飲んだのですが、メモには軽くて飲みやすいが再び進んで飲むかどうかは?と書かれてました
元々テイスティング能力といったものは皆無に近いのですが、更にわかりにくいコメントしか残ってませんでした
今なら少しは良さがわかるかなぁ(^^;;
Posted by モルト大好き at 2007年09月09日 09:10
この銘柄も、嫌いでは無いけど余り飲んだこと無い&購入の序列は低めですね〜。f^_^;

このボトルとスペイバーン25年センテナリーデキャンターとどちらを買おうかと思って悩みましたが、結局は両方パスしちゃいました。('-^*)/テヘ

スタンダードもそれなりに美味しいのですが、逆にコイツは、モルトリキュールみたいにいじくっても持ち味そのまま保っていて更に旨かった記憶がありますので、以外と芯は強いのかも知れませんね〜。(^-^)/

ちなみに、ファインドレター・マーロッジ8年は手持ちで持ってますが、まだ未開封なんで味は不明です。f^_^;
Posted by 赤枝騎士 at 2007年09月10日 08:05
皆様カキコサンクスです!!

思っていた通り、歴史的建造物の存在は知っていても、ディーンストンへの感想は「軽い、飲みやすい」位ですね~。

ま、実際そうだから否定出来ない所ですが、なぜこうもブレンドされているかを考えると、このプレーンでナチュラルなスタイルが、例えばグレーン・ウイスキー的な役割を持ったり、ローランド産のウイスキー的役割を果しているのではないか?又は、綺麗な原酒とも言えるので、しっかりした樽で熟成すれば素晴らしい物も存在するのではないか?と思いますが、考え過ぎでしょうか?

ちなみに、赤枝騎士さんの仰っているモルト・リキュール(Wallace Single Malt Scotch Whisky Liqueur 35%)は、ディーンストンをベースにしたリキュールで、香草や蜂蜜のバランスが良く、甘過ぎないのでストレートでも美味しい1本です。
Posted by The Whisky Bar at 2007年09月11日 00:16