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お酒をこよなく愛する現役のプロ・バーテンダーです。 素晴らしいお酒は沢山あれど、スコッチ・シングル・モルトの世界観は、歴史、製法、味わいに至るまで幅が広く、他の追随を許さぬ面白さがあると確信してます。 ティスティング・ノートは、あくまで私の主観で書いてますので、丸っきり信じるのはタブーです。「こういう風に感じる人も居るんだ」とか、「私は違う!」など議論したり、少しでも興味持って頂くことを目的にしています。
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2007年09月26日

【G】 GLENMORANGIE / グレンモーレンジ



ハイランド地区G

【G】 GLENMORANGIE / グレンモーレンジ

●ウェブ・サイト・・・・http://www.glenmorangie.com/ http://www.lvmh.com/
●所在地・・・・・・・・Tain, Ross-shire
●創立・・・・・・・・・1843年
●所有者・・・・・・・・Luis Vuitton Moet Hennessy S.A.
●発酵槽・・・・・・・・ステンレス×6基
●蒸留器・・・・・・・・初留×4基 再留×4基
●仕込み水・・・・・・・ターロギーの泉
●ブレンド銘柄

ハイランド・クイーン

*系列のブレンデッドで言えばジェームズ・マーティンやザ・ベイリー・ニコル・ジャーヴィーへのブレンドも考えられないことは無いでしょう。

2004年、「Luis Vuitton Moet Hennessy」からの買収はまだ記憶に新しい所。当時は傘下蒸留所やSMWSも含め、どうなるかと思ってましたが、現在のボトル・デザインのチェンジ(味わいは飲んでからですが・・)の他には今の所大きな変化も無いみたいです(多分)。

【ティスティング No.97】

グレンモーレンジ トラディショナル 57.2% 蒸留所詰め

【色】
ゴールド。(チャート0.3~0.4)

【香り】
ニュー・スピリッツ、注射液、バニラ、オレンジの皮、麦芽。若いウイスキーの香り。

【味、フィニッシュ】
濃厚な麦芽の甘み。酸のあるバニラ、ハーブ、シナモン、オレンジ、花、藁や草、微かなタンニン分。「ウワッ」と広がりを見せ、複雑な味わいがめまぐるしく交差。長く続くようなアフターだが以外に「フッ」と消える。

【総評】
香りと味わいに若干の差を感じる原酒。若々しい香りなのだが、飲むと炸裂する濃厚さは特筆。樽に一言ある、流石はグレンモーレンジだと言った所だろう。

グレンモーレンジはどれを選んでも一定の水準と言うか、シングル・モルト・ウイスキーとは何たるかを表現している蒸留所で、非常に信頼に厚い銘柄。

個性としては薄いと言わざるを得ないのかも知れないが、バランス感覚に非常に優れ、プレミア商品は別として、価格相応のパフォーマンスは期待して良いと思っている。

現在、丁度リニューアルされる時期なのでこれからの展望は目が離せない所だが、オフィシャル製品のラインナップは多種多彩で、現在多くのディスティラリーやボトラーでやっている「○○フィニッシュ」という概念は、グレンモーレンジの成功が後押ししたと言って過言では無いだろう。

残念ながら、ボトラー系の商品は通常はまず見かけない蒸留所。少し前にSMWSよりリリースがあったが、同系列の会社ゆえの例外中の例外だということになるでしょうね。

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この記事へのコメント
Glenmorangie と言えば、色々なウッド・フィニッシュものがあり、同じ蒸溜所ということで樽の個性がわかるようになるかなぁと一時期よく飲んでいたことを思い出します
非常に呑みやすく、また安心して呑めるということで、最初に1杯にしていた時期もありましたねぇ
そういえば、我が家にはまだSMWSのものが残ってますよ
Posted by モルト大好き at 2007年09月26日 07:02
カキコサンクスです!

グレンモーレンジと言えば、2年程前の真夏に海に行った際、クーラー・ボックスでキンキンに冷やしたモーレンジ10年をラッパ飲みしたことが思い出されます(笑)。

勿体無いと思われる貴兄もいらっしゃるかと思いますが、ビーチでシングル・モルトも最高~に美味かったですよ!!

半分位ぺロリと飲みましたが、汗をかいてるおかげか気持ちの良い酔い心地だったが、事故にもつながると思いますので全ての人にはお勧め出来ないでしょうね(笑)。

挑戦しようと思うチャレンジャーな方へ、恐らくヘビーなシェリー物は合わないことを付け加えておきます。

SMWSのモーレンジは、「買おう!」と、思った時には残念ながら既に売り切れてました。ん~・・飲んでみたい!どんな感じっすか!?
Posted by The Whisky Bar at 2007年09月26日 23:32
飲み始めの頃はバーボンが苦手だった&硬質的な硬い味わいに感じたので、率先しては飲まなかったです。フィニッシュも、フィノシェリーで最後止まってますーが、ここら辺までがフォーティファイド系フィニッシュが本気で旨かった様な気がします。f^_^;

また最近は、イロイロな処でモレンジの限定系を頂くチャンスがあって、改めて旨いな〜と思ったしだいです。マネチョの縦樽とかエルミタージュとかバーオークとか特に。
 ただ、最終18には弱いながらもパヒュームが、15やその系統の痛の原酒(笑)はこれからどう使う気なんですかね〜?やっぱり、限定フィニッシュかな?ブレンデットのハイランドクイーンの原酒引き上げ事件の前例もあるから、系列といえども使えるのかな〜?(?_?)

ちなみに、ソサエティの味は簡単に説明すると若いカスクのモレンジの味のバリエーションと言う感じですね。確かに深みや濃さやまろやかさは有りますが。そう言う意味では、昔ながらのモレンジと言う感じカナ?
Posted by 赤枝騎士 at 2007年09月28日 11:38
カキコサンクスです!!

限定バージョンは確かに味のランクが違いますよね(金額へ反映しますが・・)!ま、ソサエティにしてもそう言う位置づけでしょうかね~。

ティスティングには書きませんでしたが、赤枝騎士さんが仰っているように現在ブレンデッドへの供給ははなはだ疑問で、ラインナップの豊富さも、実はシングルとして売れ過ぎてるゆえの苦肉の策という見解も考えられます(マッカランしかり)。

私は飲んでないのですが、最終18年は弱くパフューミーとのことですので、何かしらの変化があったと見て良いかも知れませんね。さて、ニュー・ボトルはどうなんでしょうかね~??

PS・体調不良の為ここの所テイスティングお休みしてますが、やっと鼻が利くようになりましたので来週より再開予定です。楽しみにしている一部の方申し訳ありませんでした。ではでは!!
Posted by The Whisky Bar at 2007年09月29日 23:10