ウスケバ・ロゴ ウスケバ・ロゴ ウイスキー造りに欠かすことの出来ない「水」そして「樹」。自然の力が生み出す「生命の水」。

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お酒をこよなく愛する現役のプロ・バーテンダーです。 素晴らしいお酒は沢山あれど、スコッチ・シングル・モルトの世界観は、歴史、製法、味わいに至るまで幅が広く、他の追随を許さぬ面白さがあると確信してます。 ティスティング・ノートは、あくまで私の主観で書いてますので、丸っきり信じるのはタブーです。「こういう風に感じる人も居るんだ」とか、「私は違う!」など議論したり、少しでも興味持って頂くことを目的にしています。
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2007年10月07日

【K】 KNOCKDHU / ノックドゥー



ハイランド地区K

【K】 KNOCKDHU / ノックドゥー

●ウェブ・サイト・・・・http://www.knockdhu.com/
●所在地・・・・・・・・Knock, by Huntly, banffshire
●創立・・・・・・・・・1893年
●所有者・・・・・・・・Inver House Distillers Ltd.
●発酵槽・・・・・・・・オレゴン松×6基
●蒸留器・・・・・・・・初留×1基 再留×1基
●仕込み水・・・・・・・ノック・ヒルの泉
●ブレンド銘柄

ヘイグ
キング・ジョージ4世
インヴァー・ハウス
ピンウィニー

*ヘイグとキング・ジョージ4世は、前のオーナーであるUD社(現ディアジオ、1983年休止~1987年迄所有)の銘柄だが現在もメインの原酒としての紹介はされている。

インバー・ハウスとピンウィニーは、現オーナーのインヴァー・ハウス・ディスティラーズ社(1988年~)の銘柄で、他にもハンキー・バニスターやジェームズ・カットーなどにもブレンドされている確率は高い。

最も関係が深いのは、操業当時DCLのブランドであったブレンデッド・ウイスキー・ヘイグで、資料によると創立オーナーとして「John Haig & Co. Distillers Company Ltd」の名が刻まれているので、正にヘイグの為に誕生した蒸留所と言って間違い無いだろう。また、丁度この年にデラックス・ブレンデッドのディンプルが誕生していることも何かしら因縁を感じる。

【ティスティング No.102】

ノックドゥー 21年熟成 57.5% 蒸留所詰め
Limited Edition, Cask Strength

【色】
ゴールド。(チャート0.5~)

【香り】
麦芽やバニラ、リンゴ、パイナップル、ハーブ、キャラメル。おおむね香りは弱く、ややアルコリックな感じ。

【味、フィニッシュ】
甘さ控えめでシャープな印象。草っぽさとバニラ、フローラルな部分も感じる。割合しっかりした苦味がゆっくりと持続するが、フィニッシュは早め。

【総評】
個性や変化に乏しく面白みが少ない。カスク・ストレングスの割りに濃縮感が無くあっさりしたモルト・ウイスキーの印象。恐らくリフィルのバーボン系だと察するが、「これがリミテッド・エディション??」と、メーカーに問いただしたい位だ(安いけどね・・)。

実際ノックドゥー自体の個性は強く主張するものでは無いと思うが、「21年でこれ?」と、少し疑問が残る仕上がり具合で、熟成期間を感じるのはタンニンの苦味のみ。しかし、樽のポテンシャル如何では化ける銘柄でもあるので、あなどってはいけないのだ!!

過去味わって来たもので「コレ!」って言うのは殆どがシェリー系の樽による熟成で、オレンジがかったゴールドから一見してシェリーと分かるものまで、私は余りハズレを引いたことが無い!相性が良いということだろうが、ショート・エイジは強いアタックとフレッシュな麦芽のニュアンスがシェリーの個性とピタリとはまるし、20年前後の物になると充足感に満ちたものも存在する。

ま、こういった物を過去味わってるから今回の物に少し不満を覚えるのかも知れませんが、そういったポテンシャルがあるのに、オフィシャル、しかもリミテッド・エディションがこれだと、何やら誤解されそうで不憫な気持ちになってしまう。

最近、ボトラー関係は少なくなっているように感じますが、リニューアルされたアン・ノック名義のオフィシャル・ボトルのラインナップが増え、その存在を強くアピール始めたと思います。

リニューアル後の12年は、ラベルは洒落たデザインになりましたが、肝心の中身は、普通というか、引っ掛かりの無い味わい位の印象しか残っていません。しかし、(希望ですが)長熟の中にはきっと良い物もあるでしょう。後は皆さんの舌でご判断を!!

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この記事へのコメント
相性がいい蒸溜所のオフィシャルのリミテッド・エディションだからこその期待感ってありますよね
ただ、コメントを読んでいるとこれが物足りないというよりは今まで飲んでこられたもののパフォーマンスがかなりいいように思います
私もそんな高パフォーマンスのものに出会ってみたいです
Posted by モルト大好き at 2007年10月07日 23:11
う〜ん、記憶に御座いません。f^_^; 初心者は日々勉強ですな〜。(>_<)新地の名店にはず〜と居座ってるこいつが居た記憶が有るから、次の時に頼んでみよっと。(^-^)/
Posted by 赤枝騎士 at 2007年10月08日 09:45
カキコサンクスです!!

実はノックドゥーのオフィシャル・ボトルを飲んだのは殆ど出先で、私自身が購入したのは殆どボトラー系ばかり・・。

最初に出会ったのが90年代初期~中期に詰められたアデルフィの十?年というショート・エイジのシェリー物で、これはもうメチャ美味かったです!!

私だけかも知れませんが、その頃のアデルフィのイメージは正にハズレ無しで、中でもアードベッグの19年(だったかな?)は今でも記憶に残ってます。しかし、90年代も後半に近づくと「え??」と思うものに何度か出会ってしまって、その信用も完全に失墜しました(涙)。

ちと余談でしたが、その頃に出会ったアデルフィ・ノックドゥーも、短い熟成ながら完成した美味しさがあり、シェリーのふくよかな味わいを付加した良いウイスキーで、記憶に残る1本でした。
Posted by The Whisky Bar at 2007年10月09日 00:06