ウスケバ・ロゴ ウスケバ・ロゴ ウイスキー造りに欠かすことの出来ない「水」そして「樹」。自然の力が生み出す「生命の水」。

プロフィール
ウイスキー
ウイスキー
お酒をこよなく愛する現役のプロ・バーテンダーです。 素晴らしいお酒は沢山あれど、スコッチ・シングル・モルトの世界観は、歴史、製法、味わいに至るまで幅が広く、他の追随を許さぬ面白さがあると確信してます。 ティスティング・ノートは、あくまで私の主観で書いてますので、丸っきり信じるのはタブーです。「こういう風に感じる人も居るんだ」とか、「私は違う!」など議論したり、少しでも興味持って頂くことを目的にしています。
アクセスカウンタ
QRコード
QRCODE
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。 解除は→こちら
現在の読者数 2人
オーナーへメッセージ

2007年10月10日

【L】 LOCHSIDE / ロッホサイド



ハイランド地区L

【L】 LOCHSIDE / ロッホサイド

●ウェブ・サイト・・・・なし
●所在地・・・・・・・・Montrose, Angus
●創立・・・・・・・・・1957年
●閉鎖・・・・・・・・・1992年
●所有者・・・・・・・・Destilerias y Crianza
●発酵槽・・・・・・・・ステンレス×9基
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・・敷地内の井戸水
●ブレンド銘柄

サンデー・マクナブス
ディーク(DYC)

*サンデー・マクナブスは上記所有者の前オーナーであり創業者でもある「MacNab Distillers Ltd.(ASD関連会社、1957年~)」が製造していた銘柄で、当然蒸留所を稼動させていたのも同社らしい。

ディークは見て分かる通り、スペインのウイスキー会社「Destilerias y Crianza」の頭文字を取ったブレンデッド・ウイスキーで、やはりスペインで主にリリースされていた銘柄みたいだ。また、この時代にオフィシャルのモルト・ウイスキーが存在することも忘れてはならない事柄だろう。ちなみに、創業者「MacNab Distillers Ltd.」の文字はラベルから消えてはいない。

今回所有者を「Destilerias y Crianza(1973年~)」としたのは、閉鎖時のオーナーである「Allied Lyons Ltd.Allied Domecq(現在Allied Distillers Ltd.)」が所有した1992年に閉鎖となっていて、製造していたのか定かでは無いので前オーナーを採用した。

ロッホサイドで記述せねばならないのは、前身がビール醸造所だったことと、1957年の買収時にコフィー・スティル(連続式蒸留機)を導入したこと、そして瓶詰め設備があったことで、ブレンドから出荷まで全て同社にてまかなえたことだろう。しかし、残念ながらコフィー・スティルは1970年に取り外されている。確かケイデンヘッド、ジェームズ・マッカーサー、ダグラス・レインのクラン・デニー・シリーズでこのグレーン・ウイスキーを見たことがあるので、執念深いウイスキー・ラヴァーなら飲んだことあるかも知れない(笑)。

【ティスティング No.104】

ロッホサイド 22年熟成 1966-1989 43% シグナトリー詰め
Cask No.7253~55, Bottle No.207 of 800

【色】
銅色、通常のアモンティラード位(チャート1.0~)

【香り】
トップは完全にシェリー。弱くワックス、リンゴ、シナモン、カラメル、柑橘類、バニラ。クリーミー&フルーティで、プリンのような印象。

【味、フィニッシュ】
シナモン、ナツメグ、レモンの皮。およそスパイシーな印象だが柑橘の特徴からバニラとカラメルの印象が良い。キレはあるが、長くクリーミーさだけが口に残る。

【総評】
元の度数の低さもあるし若干のアルコールの飛びも感じるので全体的に痩せた印象がある。しかし、味わいの1つ1つはクッキリと特徴を主張し、ロッホサイドを口にした記憶は余り無い私でも、現在ではあり得ないような出来の良さを感じるとハッキリと言える。

現在オフィシャルは入手可能だが非常に高額(海外某サイト£235)。比較的閉鎖は近年なのだがボトラー関係もリリースが少なく、日本では限られたボトラーしか流通が無いので、比較しようにも面白みは少ないだろう。

また、すでに90年代蒸留のものがリリースされている所をみると、以外に現存数が少ないような気もするので、ストックするなら今のうちと言えなくもないかも??

ま、それほど入れ込んでる人もいないと思うが、ショート・エイジを飲みたいのなら間違い無く速いゲットをお勧めします。

人気ブログランキング【ブログの殿堂】

この記事へのトラックバックURL

この記事へのコメント
ロッホサイド、80年代のものを1本だけ持ってます
SMWSのもので20年もの、アルコール度数は60.3%あります
飲んだ時は輪郭がはっきりしたモルトだと思った記憶があります
Posted by モルト大好き at 2007年10月10日 23:28
カキコサンクスです!!

ロッホサイドは市場での動きは緩やかなので、「買おうかな~?」と思いつつもスルーしていると、いつの間にか無くなってしまう銘柄ですね~。もう1本位ラインナップを増やしたいと思ってますが、さて、いつのことやら(笑)。

SMWSの60%オーバー20年面白そうですね!!さて、樽は何を使っているんでしょうか?ん~、興味深々っすな~!!
Posted by The Whisky Bar at 2007年10月11日 01:17